磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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渚にて-人類最後の日-

2007年12月29日 | 読書日記など
『渚にて-人類最後の日-』
   ネビル・シュート(著)/井上勇(訳)/
     東京創元社1965年、1973年23版

むかしも読んだ作品です。どうも昔のSFはのんびりしたものが多いと思います。“人類最後の日”というだけでも、好奇心があおられた昔。いろいろな科学的なことも、多くの人もしらなかった……。



知らなくっていいのだろうか?
--自分の関わることなのに……。

恐ろしいことに、もう影響を受けている。
--生まれたときから、影響を受けている。

その心理的な影響の方が恐ろしい感じがします。
『原爆神話』をうみだし、信じている人たち……。
まるで、カルトの信徒のような人たち……。

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--現実を直視しない。
現実を見ようともしない……。

--人類はそこで終わったという抽象的な表現……。
『ボディ・スナッチャー』というSF映画は興味深い……。

関連

SF/ボディ・スナッチャー(1978) - goo 映画SF/ボディ・スナッチャー(1978) - goo 映画

しかし、原爆以前から、アメリカという国はひどかったという……。


さて、訳者あとがきに書かれてあります。下「」引用。

「「渚にて」は、昭和三十二年十二月号の「文芸春秋」に、“人類の歴史を閉じる日”として、シノプシスをのせ、その後、三十三年六月、単行本として、同社から出版された。しかし、当時の訳は全訳ではなく、いろんな事情で原稿紙百五十枚意序うも削りとってあったので、版を重ねるにつれて、なんとかして全訳を出したいと気持ちが強くなった。-略-こんど、文芸春秋社の好意あるはからいによって、この全訳を刊行する機会が与えられ、まことに感謝に堪えない。」

この作品は、映画化もされたようです。下「」引用。

「欧米でベストセラーになり、ユナイテッド・アーチスト社で映画化され、グレゴーリーペック、フレッド・アステア、エヴァ・ガードナー、ドンナ・アンダソンが出演し、日本でも公開された。」

渚にて

アフリカのエイズのドキュメンタリーをみました。
もうエイズにかかっているからと、予防もしないで、エイズ・ウィルスをまきちらす若者。
相手の身になれないようです……。

--その若者と、アメリカの軍国主義に似ていると思いました……。
そして、この小説もヒロシマ・ナガサキの人たちのことなど、なきがごとしのようにボクには思えました。
--アフリカの若者も、エイズで苦しむ患者など興味がなく快楽にはげんでいます……。



アメリカこそが最大の平和の敵である側面をもち、そして同時に最大の平和勢力ももっている……。
--それが現実だろうが……。

本当に平和勢力は平和をつくろうとしているのか?
--いらつく毎日でもある……。

まず、ヒロシマ・ナガサキを直視してほしい。核兵器を握っているのだから……。
それは保有する国の人たちの義務だろう……。民主主義の国というのならば……。








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