磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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安楽死のできる国

2010年11月26日 | 読書日記など
『安楽死のできる国』
   三井美奈・著/新潮社2003年

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「大麻・買春・同棲結と同じく、安楽死が認められる国オランダ。わずか三十年で実現された世界初の合法安楽死は、回復の見込みのない患者にとって、いまや当然かつ正当な権利となった。しかし、末期患者の尊厳を守り、苦痛から解放するその選択肢は、一方で人々に「間引き」「姥捨て」「自殺」という、古くて新しい生死の線引きついて問いかける--。「最期の自由」をめぐる、最先端の現実とは。」



日本……。下「」引用。

「日本では、森鷗外が『高瀬舟』で、安楽死は「殺人罪」に当たるのかと疑問を投じた。-略-」

助けを求める言葉……と線引き。下「」引用。

「「人生は拷問だ。もう、死にたい」と叫ぶ患者が、家族や周囲の愛情に支えられ、立ち直る姿を我々は何度も見ている。「死にたい」という言葉は時に、患者が周囲に助けを求める声でもある。こう考えれば、法律で「社会的に認められる殺人」の境界線を引くことが、どんなに難しいかが分かるだろう。」

パスポート。下「」引用。

「「安楽死パスポート」は、長時間、昏睡状態に陥った場合、医師に安楽死させて欲しい「安楽死パスポート」は、長時間、昏睡状態に陥った場合、「絶対に安楽死はいや」と意思表示するためのものだ。つまり、この二つのパスポートは、「どう死にたいか」を示すための携帯用のリビング・ウィル(生前意思)の通称である。-略-」

ドイツでは拒否反応強い。

カトリック……。下「」引用。

「カトリックの総本山バチカン法王庁の日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノは、論評を掲げ「こんなおぞましい選択が、人道的だと呼ばれることが不可解」と少々ヒステリックに批判した。」

高齢者の自殺……。

高福祉でも、孤独感や無力感をぬぐい去ることはできないと書かれてあった……。

「ベルギー法の特徴」 下「」引用。

「ベルギーの安楽死法案は、上下両院で可決され、二○○二年六月、国王の署名を得て公示、九月に発効した。国会審議では、刑法改正して正面から安楽死を合法化すべきという意見も出たが、結局、オランダの改正遺体埋葬法をモデルに、患者が治癒不可能の苦痛から安楽死要請し、医師が一定要件を満たして実施した場合、医師は殺人罪に問われないと定められることで落ち着いた。要件は、オランダとほぼ同じ。オランダと同様、事後届け出を審査する法曹関係者や医師による安楽死評価委員会が設立され、患者が判断力の残っているうちに書き残した安楽死希望のリビング・ウィルの効力を認めた。」

「日本の安楽死裁判」
--息子が嘱託殺人で起訴など、事件に……。

東海大付属病院事件

「日本の安楽死運動」

日本安楽死協会







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