磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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日本をとりまく 核兵器・核基地・核部隊

2008年03月27日 | 読書日記など
『日本をとりまく 核兵器・核基地・核部隊』
   長尾正良・著/二月社1979年

こういう本はやはり苦手ですね……。日本にも諜報機関があるとは知らなかったです。



これもアメリカと一体化しているようです。下「」引用。

「(2) 諜報・謀略の一体化。これはIV諜報活動の項に書かれた通りであるが、とくに末尾に自衛隊と米軍は、機密保全にかんしてそれぞれ責任を負う」と強い調子で書かれているが、この一項だけでも、軍機保護・言論弾圧・思想統制を柱とする有事立法が、そのルーツをこの日米共同作戦指針にもっていることは明らかとなる。この一項は、日本政府の有事立法策定に関する対米誓約にほかならない。閣議でこの指針が確認されたことは、日本政府が軍機保護法の制定を文字どおり義務づけられたことを意味する。」

原子砲というのは、日本でも訓練を米軍はしていたようです。下「」引用。

「一五五ミリ砲と八インチ(二○三ミリ)砲は、米軍が現用するただ二つの原子砲である(本文証言参照)。これが、末尾の参考資料にもあるように、沖縄の第三海兵師団の原子砲部隊である第十二海兵連隊(本部=瑞慶覧)から、常時東富士に持ち込まれて核砲撃訓練をくりかえしている。この事態の重大さが国民にはまだほとんど知らされてはいない。事実にもとづく宣伝を強化する必要が、ますます痛感される。」

「韓国」における戦術核兵器や、イギリス・フランスの核戦力についても書かれてありました。


潜水艦についても書かれてありました。下「」引用。

「戦略核兵器ポラリスやポセイドンを装備した原子力潜水艦がの、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や戦略爆撃機とともに、戦略核の三幅対(さんふくつい)といわれていることはよく知られているし、また、この型の原子力潜水艦が、将棋にたとえれば、飛車や角の役目をもち、金銀の役割を演じる攻撃型原子力潜水艦とセットになっていることも、よく知られている。」


自衛隊は補完部隊だという。下「」引用。

「自衛隊はアメリカの極東核戦略に組み込まれた補完部隊である
 -略-
 自衛隊が日本の国を守るものではなく、アメリカの極東核戦略に組み込まれた補完部隊であることは、その出生の秘密から見ても、今日までの成長の跡から見ても、また恵庭・長沼両法廷での自衛隊側証人、田中義男、福田実その他の証言から見ても、一点の疑問の余地もありませんが、私はまず二つの証拠を挙げたいと思います。」

イラクに自衛隊が行ったのをみても、そのように一国民として思えました……。

『第9図 アメリカの軍事諜報網とこれに組み込まれた自衛隊諜報機関』というのもありました。






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