磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

えんぴつびな

2009年04月01日 | 読書日記など
『えんぴつびな』
   長崎源之助・作/長谷川知子・絵/金の星社1984年

人の心は戦争でも、すべて戦争にそまっていない人もいるのだろう……。
どこかに、人間らしいこころを持っていたいもの……。
--反対に平和の内でも、戦争をはじめている人たちがいる……。
人を人とも思わない人たちが……。
--冷血ゆえに、力をえている人たちもいる……。



テレビゲームなどは、ゼロサムゲームが多い。

そう考えてみれば、戦争を教えるための教材にむいているのかもしれない……。

平和はノンゼロサムゲーム。

ちびった鉛筆で、おひなさまをつくった少年……。

焼け出された女の子をはげますために、つくったのだろう……。

でも、その少年は……。

それと反対に、国と国のゼロサムゲームはおおぜいの人を苦しめ殺します……。

--ゼロサムゲーム。勝ち組、負け組……。

平和の内でさえも、おおぜいの人が殺されます。

間接的に殺されているといっていいでしょう……。

それはノンゼロサムゲームの平和主義の思想から生れたものではない……。

ゼロサムゲームからである……。

過激な市場原理主義の人たちも、ゼロサムゲームだろう……。

彼らのことを経済のテロリストといったのは正しいと僕は思う……。

彼らの手口は、よく焦点化という手をつかう。

全体をみることはない……。

統計をとりあげる時も、都合のいいデータのみをとりあげる……。

数字は人をだます……。

民主主義の思想ではないゼロサムゲームの思想には気をつけるべきだろう……。

この世を閉じるときに、生きていてよかったと思えるのは、ノンゼロサムゲームだろう……。

地味だけど、悲しいけれど、こころ温まる話だろうとボクは思った……。









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