磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

コンゴ独立史 現代史・戦後篇 17 アフリカ

2010年11月17日 | 読書日記など
『コンゴ独立史 現代史・戦後篇 17 アフリカ』
   C・ホスキンズ(著)/土屋哲(訳)/みすず書房1966年

原書名 The Congo since independence



独立「まえがき」 下「」引用。

「一九六○年、一九六一年に、コンゴで発生した出来事について、決定的なことを記述するのは、明らかに時期尚早である。事件に関係した人のほとんどが、まだ自由に話せる立場にはないし、しかも利用できる公式記録も、現在の処では、全然ないという状態である。-略-とりあげた期間は、一九六○年一月から一九六一年十二月までという、比較的短い期間であり、初期のコンゴ史を跡づけたり、現在の話に筆を及ぼすことはしていない。-略-」

ベルギー世論。下「」引用。

「しかしながらこの時にはベルギーの世論は、低地コンゴおよびカサイ州の無法状態と暴動の増大に大きな衝撃をうけ、PSB党がコンゴを、政治問題として取り上げられたのだ。一九五九年の過去三カ月の間に社会党は、コンゴに軍隊を投入することに反対し、コンゴ人指導者たちと円卓会議を開くよう二重の運動を展開していたのだ。この第一の方の運動は、ベルギーがアルジェリア型の戦争にまきこまれることを極度に恐れていた一般民衆の、広汎な支持を得た。-略-」

安保理。下「」引用。

「安全保障理事会のこの最初の決議は、周到にぼかされ、慎重に不正確な言葉で起草されてはいたが、その採択方法は、用語法 、国連憲章との関連条文などの点で、国連機構の権限内のことと、権限外のことに関して、一定の法的規準をつくりあげるのに、役立った。
 決議は、安全保障理事会によって承認され、次の二つの重要な結果を生むことになった。その一つは、コンゴの情勢は単なる一地方の動乱以上のものであり、国際平和に対する潜在的あるいは現実の脅威たりうるものであるという認識、第二に、この決議の中に含まれている決定はすべて、「平和のための統一」決議や総会決議の場合のような、単なる勧告ですまされる性質のものではなく、国連の加盟国全部を強制し、拘束する性質のものであるということであった。」

国連軍進駐。下「」引用。

「七月二十日までの処では、国連軍兵士はカタンゴ以外の他の州にはすべて、既に進駐を完了したか、進駐を進行中であったけれども、カタンガへ軍隊を送る試みは、一度も行われていなかった。」

ニョーヨーク・タイムズ。下「」引用。

「行程の一部をルムンバと行動を共にした「ニューヨーク・タイムズ」紙の特派員トーマス・ブランディは、ルムンバはますます国連に対する敵意を強めている感があり、またアフリカ人指導者たちとの話し合いを通じて、ルムンバは、彼の必要とするあらゆる軍隊を、国連機構の手を通さないで、手に入れることができるという信念を抱くに至った、と報じているが、このことは、ルムンバがレオポルドビルに帰還した時開いた記者会見によっても、確かめにられる。即ち、その席で彼は、実質的に国連を無視し、アフリカ諸国の団結と、彼らが提供してくれた援助を、大いに強調力説したのであった。」

カサブブのクーデター」 下「」引用。

「結局その破壊の発火は、九月五日月曜日の夕方、国家元首ジョセフ・カサブブが放送を通じて国民に、ルムンバと他に六人の大臣を解任すると発表した時に、点じられた。-略-」

フルシチョフ「ソビエトの攻撃」








目次

目次

目次



エンタメ@BlogRanking





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。