磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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日本の核・アジアの核-ニッポン人の核音痴を衝く-

2008年08月31日 | 読書日記など
『日本の核・アジアの核-ニッポン人の核音痴を衝く-』
   金子熊夫・著/朝日新聞社1997年

--日本人の核音痴?
日本には核保有論者の政治家もいるのに、そんなことは何もないかのような記者は、政治音痴?
それとも、いつものこと……。



中国もアメリカも核保有国であり、それだけでなく武器を輸出する『死の商人』の国でもある……。下「」引用。

「九五年から九六年にかけ、中国がCTBT交渉完了前に“滑り込み”的に核実験を強行したとき日本人は一斉に抗議したが、中国側の回答は、いつも決まって「米国の『核の傘』の下にある日本は“準核兵器国”であり、日本に抗議する資格はない」(一九九六年六月二○日付、中国共産党機関紙「人民日報」)であった。「被爆国として核兵器には絶対反対だ」の一点張りの日本人は、力めば力むほど「本音はいずれ核武装するのでは」と疑われかねない。」

中国とアメリカが仲が悪いようにだけ伝えるのも不思議だ……。

こうやって、原子力帝国は強化されていった。

今の政府と平和主義者は異なるとしかいえないでしょう……?

冷戦時代のゲームだという……。下「」引用。

「日本は冷戦時代の遺物じみた、米中両国の“核のポーカーゲーム”に否応なしに突き合わされ、いつまでも恐怖の悪循環から逃れることができない。」

今も、核保有論者などがいるのも、金儲けの対象に考えている人たちもいる……。

--日本政府は核疑惑を払拭すべきだという。
「もんじゅ」事故や、東海村再処理工場の火災・爆発事故があるからこそ、主張せよという……。
核保有論者がいるのに、そのことは無視して、そんな主張ばかりを繰り返しても相手も本気にしないだろう……。

1995年12月、第5回アセアン首脳会議で「東南アジア非核兵器地帯(SEANWFZ)条約」が調印されたという。

「南半球はほぼ非核化された」され、「「北東アジア非核地帯重役」構想」だという……。

相手のことより、自分のことのみ……。下「」引用。

「中国とロシアからの核の脅威が確実になくなれば、日韓は、米国の「核の傘」を必要としなくなるはずである。」

核保有すれば、儲かる人たちもいるのだ……。
そして、二枚舌の論理も世の中にはある……。

「アジアトム」……。下「」引用。

「私は、ここで、一つの布石として、北東アジアと東南アジアをともにカバーする「アジア原子力平和利用協力機構」、いわゆる「アジアトム」を作ることから始めるのがよいと思う。」

戦争よりも悲惨だというチェルノブイリ事故も記憶にないのだろうか?

そして、気になること……。下「」引用。

「フィリピンのバターン原発の場合も、原子炉は米国ウェスティング・ハウス社製であったのに、緊急時救援活動だけはもっぱら日本に期待していた。同国の原子力委員会の委員長が直接私のところに「原子炉だけは購入したけれど、完成後の関連諸経費までは資金がないので、日本がなんとか助けてくれないか」と再三泣きついてきたことが想起される。しかし、こちらとしては、なんとか助けてあげたいと思っても、日本以外の国の製品や技術で作った原発の事故処理を、日本の技術者や企業が行うのには、必然的に困難が伴うだうろ」


WHは日本企業の系列にはいったという。
--大きな取引の場合、政府が介入している場合もあると思うが……。








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