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放送大学2007年4月21日 法システム2 「“戦後”はどのように終わるのか」

2007年04月21日 | 読書日記など
放送大学2007年4月21日
法システム2

「“戦後”はどのように終わるのか」
客員教授 廣渡清吾(東京大学教授)


今の時代を戦前にしないために……など。
すごく平和主義の方の講義でした。

このような知識があって、平和を語るのとないのとでは大きく違うような気がします。


戦争についての責任は大きくわけて二つ
I. 戦争責任
 戦争犯罪(戦時国際法違反)
 平和に対する罪
 人道に対する罪
II. 戦後責任。
 戦争の問題を社会が全体(集団)として受けとめる歴史的な責任
1. 戦争犯罪の追求の処理は済んだか
2. 様々な被害者への保障は済んだか
3. 戦争を繰り返さないための努力を行なっているか  など


ボクも戦後うまれ、II. 戦後責任をおっているという……。

平成生まれの若い方も、戦争責任はありませんが、戦後責任はあるわけですね。


◇◇ドイツと日本の比較◇◇

【ドイツはホロコースト記念碑】があるという。
ドイツ人はぜったいホロコーストは忘れないと建設されたという。
ユダヤ人の方「この記念碑があるから、これからもドイツに住んでいける」

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フンボルト大学 ベルンハルト・シュリンク教授
・世界的に有名な小説家、代表作『朗読者』
・憲法学者 論文集『過去の責任と現在の法』


ドイツではニュルンベルク裁判の否定論者はいないという。

日本
・自国の責任で戦争犯罪を追求したことはない。

ドイツ
・国内裁判所においても現在も、犯罪行為の追求
(殺人罪の公訴時効の廃止)
 → ホロコーストの罪を永遠に追求していくことを宣言。

国家賠償
・日本28か国
・ドイツは支払わず
 ドイツという国は存在しなくなったから。
 再統一されても、問題にされず。

個人補償
・日本制度なし
・ドイツ、制度と基金


ドイツでも日本でも「戦後」は終わっていない……。

ドイツは過去と「断絶」であり、日本は「継続」であるという……。

新憲法は日本では改正によってできたという……。




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