磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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エリア・スタディーズ コスタリカを知るための55章

2009年08月26日 | 読書日記など
『エリア・スタディーズ コスタリカを知るための55章』
   国本伊代・編著/明石書店2004年

コスタリカにも社会問題があるのは当然でしようね……。
--それを隠さないところもいいなあーとボクは思う。



日本との交流。下「」引用。

「日本とコスタリカの交流も盛んである。日本・コスタリカ交流協会は一九七六年に設立されている。一九八九年には日本・コスタリカ自然保護協会が設立され、同じく一九八○年代には富山県、岡山県、茨城県がそれぞれコスタリカとの交流協会を設置している。姉妹都市関係を結んでいる都市もあり、民間ではコスタリカ愛好会のような同好会的組織が存在し、多くの個人がコスタリカ・ファンとして活動している。その理由は何であろうか。-略-」

三大政策。下「」引用。

「軍隊を保有せず平和主義を貫き、教育と社会福祉と自然保護を三大政策として掲げて国民の生活を守っている姿を、本書では読者に伝えたいと企画した。-略-」

「失われた十年」コスタリカの経済危機1980年代。下「」引用。

「コスタリカはアメリカの援助と世界銀行などの指導と支援を受けて、緊縮財政と構造調整を断行し、危機克服のために多大な努力をした。すなわち公務員の大幅削減や補助金のカットを含む大胆な緊縮財政と公営・国営企業の民営化を含む構造調整に取り組んだ。-略-」

未婚の母とカトリック。下「」引用。

「おおらかな男女関係とタブー視するカトリック教会の存在、マチスモと呼ばれる男性の優位性と身勝手さ、それとは逆に保守的で暴力的な夫や父親を拒否する女性たちの存在があるという指摘もある。このような未婚の母子家庭やその他の理由で世帯主が女性となった家族は、その多くが貧困層にとどまっており、国民の八○%をカバーする社会福祉制度でも、この問題を解決できない状況にある。」

カトリック教国であり、中絶禁止。もし医者がそれをしたら死刑。

英雄ファン・サンタマリア。空港名になっているようだ。

再軍備と集団自衛権の拒否。下「」引用。

「コスタリカには再軍備の可能性が残されている。実際に第一四七条など憲法のほかの条文には、再軍備への手続きが定められている。しかしコスタリカは、リオ条約加入の際に、海外派兵の拒否を宣言して、集団的自衛権を自ら封印している。-略-」

イラク攻撃支持で非難を受けたという。下「」引用。

「二○○三年三月に、コスタリカ政府は国連の承認を経ない米英軍によるイラク攻撃への支持を表明した。-略-ほかの中米諸国のようにイラク派兵を行なっていないものの「平和国家コスタリカのイメージを損なうもの」として、内外からの非難の声が多く寄せられた。」

「ワールドカップで寿司ブーム」

初の日本食レストラン「アサナ東京」。

寿司の味はコスタリカ人にあわせて若干甘いという。








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