『ほるぷ平和漫画シリーズ6 旅たて荒野』
横山孝雄(作・画)/ほるぷ出版1983年、1986年2刷
なかなかの秀作といっていい作品かと思います。
中国に住んでいた少年が、戦争に敗けて日本へ帰るという困難な道をえがいています。
この本にはこの『旅たて荒野』だけが収録されています。
悲しい話なのに、なぜか読後感がさわやかです。
この漫画は「これは、昭和20年夏、日本が太平洋戦争に負けたつづけていたころの話である……」とはじまります。
この作者が生きた原風景というものでしょう。
著者、横山孝雄は中国生まれたという。
その当時は日本人が中国にたくさん住んでいたという。
1979年、横山孝雄が日中の国交が回復されたとき、生誕の地へ。
また、1981年、中国生まれの漫画家と中国へ。
赤塚不二夫、ちば・てつや、北見健一と、十日ばかりの旅をしたという。
この本での、日本軍の軍人は素敵な人に描かれています。
もちろん、中国人から見れば、恐怖の存在でしかないでしょうが……。
赤ちゃんの妹、幼い弟、三人で、中国を脱出という。
困難きわまる道程をえがいた作品です。
馬賊なども登場します。
index
横山孝雄(作・画)/ほるぷ出版1983年、1986年2刷
なかなかの秀作といっていい作品かと思います。
中国に住んでいた少年が、戦争に敗けて日本へ帰るという困難な道をえがいています。
この本にはこの『旅たて荒野』だけが収録されています。
悲しい話なのに、なぜか読後感がさわやかです。
この漫画は「これは、昭和20年夏、日本が太平洋戦争に負けたつづけていたころの話である……」とはじまります。
この作者が生きた原風景というものでしょう。
著者、横山孝雄は中国生まれたという。
その当時は日本人が中国にたくさん住んでいたという。
1979年、横山孝雄が日中の国交が回復されたとき、生誕の地へ。
また、1981年、中国生まれの漫画家と中国へ。
赤塚不二夫、ちば・てつや、北見健一と、十日ばかりの旅をしたという。
この本での、日本軍の軍人は素敵な人に描かれています。
もちろん、中国人から見れば、恐怖の存在でしかないでしょうが……。
赤ちゃんの妹、幼い弟、三人で、中国を脱出という。
困難きわまる道程をえがいた作品です。
馬賊なども登場します。
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