私たちは、つい人と比較してしまう癖(くせ)があります。
それは、「人と同じでありたい」「人と違っていてはダメ」という願望が刷(す)り込まれているからです。
また、人と比較して、優越感に浸(ひ)りたいという思いもどこかにあるかもしれません。
しかし、「人との比較」は、幸せな人生を生きることにおいて、全く効果をもたらしません。
「自分らしく幸せに生きる」ことが本当の幸福であり、その秘訣の一つは、「人との比較」を止めることです。
では、人と比べる癖をどのようにすれば、治せるのでしょう。
もし、人が羨(うらや)ましくなったら、その人の素晴らしい成果や、キラキラと輝いている姿は、その人が表に出していない、地道(じみち)な努力をしてきたからだと想像(そうぞう)しましょう。
恵ぐまれた才能や環境で成功したのではなく、人一倍、陰で努力を行った人なんだと考えましょう。
そして、羨(うらや)ましいと思ったその気持ちを「目標」に変えましょう。
人を「羨む気持ち」が「嫉妬(しっと)」になる人は、感情がネガティブになり、やる気が失せるでしょう。
しかし、その「羨む気持ち」を「憧れ」だと意味づければ、ポジティブな感情になり、自分の「目標」にできるのです。
「憧れ」はパワーになります。
「憧れ」を持てるということは、「素直さ」を持っていることです。
自己成長に最も必要なものが「素直さ」です。
それは「自己評価」を高めていくことにもなり、人に対しても、嫉妬ではなく、リスペクトできるマインドを持つ人になれるのです。
人の良い点に目を向けることが、自然に出来るようになり、素直にリスペクトして、フィードバックできる人こそが、周りの人をフローにする、素晴らしいコーチであり、リーダーです。
人と比較する癖は、後天的に身に付いたものです。
だから、人と比較しない癖に変えることは可能です。
あなたの選択次第です!