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「朝鮮併合の真実」

2022-05-10 08:03:36 | 日本

<Qダイジェスト>


「朝鮮併合」の経緯から確認していきましょう。
日清戦争で勝利した日本により朝鮮半島は「大韓帝国」として「何処の国の隷属国では無い」立場を手に入れます。
ところが大韓帝国皇帝高宗の政策は「清の再現」と言うべき物でした。権力と富は皇帝に集約し、残った財産も「両班」という支配階級が奪っていきます。
驚く事に「両班」が全国民に占める割合は50%だったと言われています。江戸時代の日本で支配階級であった武士が全国民の7%(農民85%、商人5%)であった事に比べると、如何に朝鮮半島の非支配階級が厳しい状況にあったのかが分かります。
しかし、高宗はさらなる富を求めます。その為に行われたのが「貨幣の質を落とす」事です。
その結果…大韓帝国の国際的信用は大きく損なわれ、経済アドバイザーとして駐在していたイギリスは匙を投げ出してしまいます。

代わりに大韓帝国の経済アドバイザーになったのは日本でした。個人的には「イギリスが日本に朝鮮を独立させた責任を問うた為」だと考えます。
日本は高宗の贅沢を咎め、大韓帝国の経済は徐々に回復をしていきます。しかし、それが面白くない高宗は欧州に日本の不当を訴えるべく密使を送ります。
ところが、密使は役目を果たすどころか欧州各国は日本を支持し高宗の目論見は外れます。(ハーグ密使事件)日本は当然高宗を厳しく追求します。
後が無くなった高宗は唯一大韓帝国の味方をしたロシアに近づきます。「自身の身分を保証する」事と引き換えに朝鮮半島をロシアに譲ろうとしたのです。
朝鮮半島がロシア領になれば、日本の国防上大きな脅威となります。また大韓帝国国民は臣民を顧みない高宗に絶望しました。文官武官は日本に併合を懇願します。
結局、高宗は大韓帝国の文官武官によって帝位から引きずり下ろされ、日本は朝鮮半島を併合する事になります。
日本は朝鮮半島を「本土同様に扱う」政策を取ります。身分制度を廃止し、インフラを整備し、教育を行い、日本語だけでなく「ハングル文字を体系化」して朝鮮人の歴史や文化を保全しようとします。日本は朝鮮半島から「搾取」するどころか「本土の予算を投入」して朝鮮半島の近代化を行ったのです。
では、質問への回答へ移りましょう。

「日本が朝鮮半島を併合しなかった」場合、朝鮮半島は高宗によってロシアに併合されますから「ロシアの一部として発展する可能性」が出てきます。しかし旧ソ連から独立した国々を見る限り、「発展した」とは考え難いと思います。
現在の朝鮮半島のインフラは現在でも「日本の整備したインフラ」が基礎となっています。北朝鮮が顕著ですが、韓国の青瓦台(大統領府)も元は「日本の朝鮮総督官邸」です。
また韓国人が誇る「漢江の奇跡」も「日本からの請求権資金(賠償金)」を元手に「日本からの借金と技術支援」によって成したものです。

北朝鮮は鉱山等の資源がある為に、ロシア統治下でも一定の繁栄が(現在の北朝鮮程度には)望めます。しかし、特段資源も無い朝鮮半島南部が発展する見込みは乏しいでしょう。
それと、自らを「小中華」と呼ぶ朝鮮人にとって日本人は基本的に「蛮族」です。太平洋戦争後に韓国で作られたマジンガーZのパクリアニメ「テコンV」でも「敵国日本」は「木造の舟に乗り込み、兜と刀を持って攻めてくる」と描写されています。「日本は格下」と蔑む事で自尊心を満たす姿は清以前の中国が「周辺国を蛮族」と認識していたのと同じだと思われます。
結論として「日本による朝鮮半島併合が行われなかった」場合、「朝鮮半島はロシア(ソ連)の一部となるが大きく繁栄はしなかった」「日本を見下す事で自尊心を得ようとした」と考えられます。

日本の「併合」に関わらず、朝鮮半島は「日本に難癖をつけなければ生きていけない」のでしょう…迷惑な話です。