ティアドロップ トレーラー キャンパーの自作日記

Teardrop Trailer Camperの作製を設計から作業をずっと記録していきます。完成後はキャンプ記録です!!

車軸、タイヤ、そして妥協…

2013年05月13日 | Teardrop Camper
先週末の作業は母の日であったため、家族サービスと並行に行いました。
メインの作業は車軸の組み立てと、取り付けです。車軸のキットには説明書などが全くついて来なかったので、ネットで調べながらの作業です。ベアリング用のグリースを買ってきたら、ベアリングをグリースでベタベタにします。ハブの内側と外側に一つずつ挟むようにしてベアリングをいれて、ネジで止めます。中⚪製だからなのか、それともこんなものなのか良く分かりませんが、細かいところに不満点はありますがとりあえず無事に組み立てれました。
車軸の取り付けですが、リーフスプリングであるため、スプリングの前後二箇所でハンガーを溶接する必要があります。フロントハンガーの位置決めを慎重に行います。真っ直ぐトレーラーが走行するかどうかがかかっていますから。まぁ正確にはトングの最終工程でも調整出来るはずですけど。
ハンガーを前後溶接し、タイヤを取り付けて、ここで嬉しくなるはずだったのですが、ここからが妥協のはじまりです。

いままで良かれと思って選んできた事が少しずつ重なってしまい、思っていなかった結果となってしまいました。まぁ今考えてみれば当たり前といえば当たり前なのですが…。
結果から書くと、車高が高くなってしまいました。高くなりすぎ、スタビライザーが地面に届かないぐらいです。間に何かを噛ませれば良いのですが、せっかく新しく作っているのに、その場しのぎ的な使い方をするのはって気がしますし、何よりも格好悪い。いろんな意味で。という訳で車高を下げる方法を考えます。
まずは、車高が高くなってしまった原因です。
1) タイヤを14インチにしたこと。13インチと比べれば、1インチちょっとは違ってきます。けどこのサイズにしたのもタイヤやベアリングなどのことを考えた上での事でした。
2) フレームの角材を3インチにした事。これも全体の重量と強度、値段を考慮した結果です。
3) 車軸のタイプをリーフスプリングタイプのものにした事。手軽に手に入るという事が一番の決定点です。

上の3点を合計すると車軸のタイプにもよりますが4~5インチぐらいは間違いなく高くなってしまってます。
で、車高が高くなることの問題点なのですが、三つ考えられます。
A) 牽引車との接続部分の高低差。
B) キッチン全体が高くなってしまうこと。背が低い我々にはちょっと痛い問題点です。
C) これは個人的な意見ですが、全体的にたかくなってしまい、ずんぐりむっくりで格好悪い。

さて、下げる方法ですが、部品の買い直しなどはせずに、既にあるもので何とかします。
まず一つリーフスプリングの前部ハンガーのマウント部分の穴2インチ程上に開け直しました。これにより車高が1.5インチ程下がりました。
もう一つの方法として、車軸とリーフスプリングの間にライザーブロックを挟むという事も考えられます。問題は、今回使用している軽量級の車軸用の物が見つからないことです。
まぁ色々と問題点と解決策を検討したところで、現状で、妥協するという結論に達しました。
問題点A)に関しては、1.5インチ下がったことで、そこまでひどい問題ではなくなりましたし、問題点B)はこの車高に合わせてデザインし直します。問題点C)は自分が納得出来る形にデザインを考え直します。ここからがデザイナーの真価が問われる場面です。
車高が高くなったことで、良くなった事もあります。床下のスペースが増えたので、収納の幅が広がりました。

スタビライザーも1.5インチ下がったことで、ちゃんと機能するようになりました。


もう一つの問題点を忘れていました。
上の写真からも分かるように、フレームとタイヤの間が非常に狭くなっています。約一インチ程度です。
現時点でのデザインではフレームの外側に壁を付け、フレームの下まで伸びるようになっていますので、壁の一番外側はフレームよりも最低でも0.5インチは外になります。となると、壁からタイヤまでは0.5インチ以下となってしまうのでギリギリすぎます。
この解決策としまして、Wheel SpacerかWheel Adapterを使用する手があります。スペーサーの場合だと、0.5インチ程度、アダプターだと1インチ以上幅を広くすることが出来ます。金額の問題もあるのでスペーサーで済ませたいのですが、後は実際にどれだけの幅が必要なのか調べてから決めたいと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿