昨日(12日)はサントリーホールへ。
ロシア・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団(略してNPR)
指揮:ウラディーミル・スピヴァコフ
チェロ独奏:ガブリエル・リプキン
・日本国歌 演奏
・ロシア国歌 演奏
・チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
・チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 イ長調
・チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(チェロ独奏とオーケストラ)~弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調より第2楽章
・ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 二短調「革命」
アンコール
・シュニトケ:アダージョ
・チャイコフスキー:ハンガリー舞曲
・チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形」より「トレパーク」(ロシアの踊り)
なんでこれを聴きに行くことにしたんだっけ?と開演前に奥さんと話したのですが、はっきり覚えてない…。
でも楽天でチケットを買っていたんですよね。
たぶん、「ロメオとジュリエット」と「第5番」を演るから?だったような…。
それとも、S席で12000円という値段だったから?
さてさて、1曲目が始まる~、と思ったら「君が代」、そして「ロシア国歌」の演奏。
この出だしの「音」はイケル?かも?と期待しつつ…
1曲目、幻想序曲「ロメオとジュリエット」。
指揮者スピヴァコフの背中が大きく硬そうだなぁ、と見ながら、両手がグルグルの指揮。
この曲は、以前、読響で聴いたのですが、そのときよりかは厚みがあったような…。
でも、昨日の今日であまり心に残ってないってのは、響いてこなかったのですかね。
記憶に残っているのは指揮の最後に右手をグイッと突き出す映像のみ…。
「ロココ~」は予習したのですけど、リプキンのチェロは感じてこなかったです。
音が染み入ってこない、というのかな。
楽しそうに演奏しているようで、オケとは楽しんでないように見えちゃったりして。
きっと緊張してるんだ…と思って次の曲。
「アンダンテ・カンタービレ」。
あぁもうどうしよう…という感じで、オケは波平、チェロはタラちゃん、というイメージがぐるぐる頭の中を…。
それに、チェロの音に加わって息遣いが気になる~。
リプキンさんのシーみたいなハーみたいなその呼吸音、なんとかならんのかったのかな?
結局この2曲は、またどこかで違う方の演奏を聴けたらなぁ、と思いました。
休憩を挟んで「ショスタコーヴィチ『第5番』」。
ロシアのオケだし、きっとこれはスゴイぞ!と思いきや!そんなことを言えるほど耳が肥えてるとは思わないけど「うぅ~ん…もう!」でした。
パート、パートでは、いいなぁと思うところもあったけど、例えばフルートは良い音に聴こえたし、しかし勢いで、でも速すぎないスピードで、終わっちゃった…、みたいな…。
最後は指揮の決めポーズ、右手「グイッ!」と。
アンコールというのは、きっとオーケストラの皆さんが得意とする曲なんですよね。
3曲ともとっても良かったです。ほんとに。
指揮の背中、チェロのお二方(主席&次席?)、コンマス、コンマス斜め後ろのピチカート奏法、フルート、長髪ティンパニ、第2ヴァイオリンの後ろのほう、ヴィオラの体格のデカい方…、印象に残りました。
プーチン大統領の命を受け、というオーケストラとのことですが、創設してまだ6年というところなんでしょうか。
それと初来日公演の初日ということもあるのかもしれませんし、そして、期待しすぎたのかもしれませんが、なんだかスーと過ぎてしまったような気も。