親に贈るもの

ウチのおやっさん、おふくろさんも歳とって、だんだん仙人に近づいているのか、最近、「欲しいもの」が減ってきた。

食べたいもの、着たいもの、行きたいところ・・・あんまりなくなってきた。

で、誕生日になんかあげたいと思うっちゃけど、なんも欲しがらん。

・・・で、一度、フラワーアレンジメントをあげた。

「見えるところに置いといたらええやん。」

って言うのに、あんまり人の来ない寒い部屋に置いてある。

「あったかいところに置いておいたら、痛む。」

って言うて。

何週間も持たせて、

「アンタの買ってきた花は、長持ちするね～。」

って言う。

人は、命がなくなったら、お花がいっぱいの棺桶に入って見送られるけど、

できたら、花が見えたり、香りを楽しめたりするうちに、花を贈ってあげたいと思うてます。

花屋に頼むときには、おふくろは意外とピンクが好きなので、

「ピンクピンクした、愛らしかとば、ください。」

ってお願いしてます。

こないだ、おやじにも贈ったら・・・


・・・さすがに喜ばんかった。

(笑)