車検前点検の機会に、エンジン周りのメンテナンスをお願いしました。
走行距離45,000km(57か月)
スリーボンド6601K 吸気系統洗浄剤
スラッジナイザー
オイル交換・フィルター交換
19,140円(税込み)
スバル車検前3ヵ月点検(無料)も併せて実施。
これに先立ち、先週には自分で、ワイパーブレードやエアフィルターの交換を済ませています。
今回、初めて施工してもらうスラッジナイザーとは、エンジン内部とエンジンオイルの経路に、フラッシング用の洗浄オイルを圧送し内部のスラッジを押し流します。きれいになったら新しいオイルを入れて完了。普通のオイル交換だと全体の2割ほどがエンジン内に残ってしまうので、何年かに一度は圧送交換したほうが効果があるでしょうね。人間で言うと胃カメラや大腸スコープ検査の前に、絶食とともに、がぶがぶ飲まされるあの飲みにくい透明な液体みたいなもんですかね。
あと、スラッジナイザーだけだと、インテークバルブの内側のカーボン除去が難しいので「RECSはやらないの?」と尋ねたらプラグ部分から噴射剤で清掃するとのこと。じゃーRECSだけ他所でやってこようかなーと言ってたら、実は以前はやっていたので装置があるか見てきますとのことで、「スリーボンドなら出来ます!」
ちょっと調べたらRECS同様、インテーク側から点滴のように溶剤を投入するタイプで、歴史は古くスバルディーラーを中心に施工されてきたようです。今ではどちらもワコーズのRECSがスタンダードですが、スバルではスリーボンドだったみたい。
以前、RECSは?と聞いたら若いサービスさんは「うちではやってませんねー」でした。しかしベテランのサービスさんは「久しぶりですがやってみますか」ということでお願いしました。「たぶん若いサービスは見たことないかも」と。なんだか実験かデモみたいな感じですが(笑)
以前(41,000km)にフューエルワンを2本連続投入しています。あれから4,000km走行していますので、車検を前にエンジンオイルとフィルターも併せ交換しました。
点検終了後に数十キロ運転しただけですが、エンジン音が静かになりました。ボンネットを開けてインタークラーの上からスマホ騒音測定アプリで計測しました。
左、スラッジナイザー施工前、右が施工後。
最大値は、エンジンを架けた瞬間です。83dBだったものが79dBに下がりました。正確な測定や比較は難しいですが、ボンネットを開けたままエンジン音を聞いていると、スムースに回ってるという感じを受けます。プラシーボ効果もあるかもしませんが、いつも聞いている音から明らかに静かになりました。
スラッジナイザーは、エンジン内部のスラッジ除去とともに、シリンダーや駆動部にあった油膜もいったん洗い流されていますので、施工後はしばらく「慣らし運転」でオイルが行き渡るまで回転数を上げないよう走りたいと思います。
次回は、来年3月の車検です。通算5年、2度目の車検ですが、前後デフオイルを交換しようと考えています。
200kmほど乗った感想を追記。
明らかにエンジン音が静かになりました。アイドリング800rpmから1,000rpm位の時にハンドルに感じる振動が全くありません。私は日ごろ、乗ったらすぐにアイドリングストップをオフにしてるのですが、たまにし忘れた際にエンジンストップしているかのような静かさです。思わず、「あれ?エンジン止まってた?」と確認したらちゃんとアイドリングしてました。
燃費はまだ分かりません。スラッジナイザーの前にスリーボンド6601Kをやってるので、恐らくその際に30分以上アイドリングしっぱなしだったと思うので、その分が燃費表示に影響してるようです。次の満タン給油から燃費にも効果があるのか無いのか計測してみます。
更に300km、通算500kmほど走行した感想を追記。
確かにトルクが増しました。シートに座ってアクセルを踏むと「腰から押される」ように加速します。かつて新車の頃にこうだったのか思い出しようがありませんが、スラッジナイザー(それとも吸気系の効果?)を施工後は明らかに今までと違う加速感を感じます。価格も7千円ほどですから費用対効果は大きいと思います。
燃費は大幅な改善は見られませんが、街乗りで10km/L前後ですね。レヴォーグは止まらなければぐんぐん燃費が伸びるのですが、山道登りでも10km/L、下りだと30km/Lくらいが計測されます。