酒とサッカーと・・・

旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

頑張れ、インターヒル翼 湯布院

2022年09月24日 | 旅行、蕎麦と温泉


インターヒル翼 湯布院に泊ってきました。2年振り3度目の訪問。

インターヒル翼 湯布院に泊まる
インターヒル翼 湯布院 「離れ和室 しんじゅ」に泊まる

気に入っての再訪だったのですが、今回はどうした?インターヒル翼、と辛口の記事です。

じゃらんからクーポンと「新しいおおいた旅割」を併用しました。28,800円が合わせて12,000円引きで、お支払いは16,800円。安く泊まっておいてクレームを言うなよ、という話もあろうかと思いますが、きっと改善してくれるだろうとの願いを込めて。

予約していたのは「離れ和室」で、アサインされたのは202号「しんじゅ」、前回と同じお部屋でした。いつものように荷物を運びこんでブログ用の写真をパシャパシャ。すると部屋の中でどこからか水が流れるような音が?
振り向くと天井に設置されたエアコンの室内機から水がじゃばじゃばと流れ落ちてきました。危うく荷物が濡れるところ、結構な水量が流れてます。これはマズイとフロントへ行ってスタッフさんに来てもらいました。
流れ出る水をバスタオルで拭き「恐らく排水管に落ち葉が溜まっている」と外回りの点検に行きました。しばらくすると「だいぶ水を抜いたのでたぶん大丈夫だと」。

スタッフさんの素早く慣れた対処は良いのですが、エアコン下の壁紙がカビてることと併せ「突然で今回が初めて」という訳ではなさそう。しばらく作業を眺めていたのですが(エアコンが止まったり、夜中に再発すると嫌だな)と思ってました。
すると「別のお部屋をご用意することもできます」と提案があり、聞くと「離れ和洋室」の501号室の「すいしょう」が空いてるとのことで部屋を移動することにしました。「すいしょう」は泊った事がないのですが、概ねこちらのブログで何となくは知っておりました。
荷物を持って202号から501号へ引っ越し。202号は駐車場の一番上に隣接してる関係から、私たちはチェックインは手ぶらで行って荷物は駐車場から直接搬入してました。ここが一番近いんで荷物が多い私たちにとっては便利で楽なんですよ。

だが引っ越しとなっては仕方ありません。二人で両手いっぱいに重量物(主に酒とかアテとか)をぶら下げ501号「すいしょう」へ。

「すいしょう」に着いたら、こちらもブログ記事用にパシャパシャと写真を撮ります。変わったデザインで中央に囲炉裏があってインスタ映えしそうなお部屋です。
お風呂はヒノキの浴槽で広い洗い場が付いてます。なんか全体的にからくり屋敷風で、「この扉なんだ? あ、クローゼットね」とか「なるほど、こっちはトイレね」みたいにぐるぐるとお部屋を巡回しておりましたら、色々と発見してしまいました。
クローゼットの中にGの死骸・・・、まっ死んでるしね、いいかクローゼット使わなければ。あれ?これは鳥糞?なぜ床に?(鳥は居てませんが天井の梁に止まっていた?)
デッキは先日の台風の影響でしょうか、落ち葉ががっつり溜まっていて、なんだか「しばらく使ってないよね、この部屋」という感じでした。急な部屋移動の中、準備して頂いたので多少の事は仕方ないのですがあちらこちらが清掃不足な感は否めません。
そしてデッキに面したガラスサッシを開けたとたん、ぽとんと「ヤモリ」が落下してささささっと部屋の中へ走り込んでいったのでした。

「すまんが、色々と考えた結果、さっきの部屋へ戻っていいかい?」フロントで部屋移動のキャンセル、つまり再々移動を伝えもう一度202号「しんじゅ」へ戻る決断を致しました。

部屋の清掃、YやGの件、スタッフにお伝えし「まぁ山の中だから仕方ないな」という考えもあったのですが、もう一つ大きな理由としてお部屋のレイアウトが・・・。
この日はサッカー日本代表戦のテレビ中継があるので、温泉に入って飯食ったらテレビで応援しようと楽しみにしていたのですが、こちらの部屋はレイアウト上おしゃれではあるのものの「酒飲みながらテレビを見る」風にはなっていません。

「囲炉裏」は趣きはありますが周囲の板間に座布団だけで、しかもテレビは一階層上の寝室にあってまともに画面は見えません。寝室にはソファがあるのですが、テレビとは正対しておらずテレビを見るならベッドに腰かけるしかありません。なんかめっちゃ広い(90㎡もある)部屋なのに、いつものビジホのように座る場所はベッドだけ?みたいな・・・。

移動しておきながら、「また戻りたい」とはとんだ我が儘ではあるのですが、こいつY(ヤモリ)を今から追いかけて部屋から追い出すのは無理だな、という事もあって出戻りすることにしました。

チェックインから1時間半、元の部屋でようやく荷物をほどき一休み。幸い水漏れが再発したりエアコンが止まったりすることもなく、最初からここに居ればよかったなと思ったのもつかの間・・・。
温泉に入り、酒を吞みながらネトフリを見つつ半分寝落ちしていた私は、妻の悲鳴で飛び起きました。壁をささささぁっと走る「G」。このGはさっきのG(ゴキ)ではなくゲジのGです。

壁を伝い水屋の後ろに逃げ込んだGを追いスプレーを噴射!だが唯一の武器である殺虫スプレーがほぼ「空」。右手でスプレー缶をシェイクし残り残量を推測しながらGを追う。YもGもM(むかで)も山の中では致し方ないこともあるのですが、お部屋の殺虫剤がほぼ空なのは点検不足です。

ようやくGを退治しすっかり目が覚めた私、「おっ9時20分だ、サッカー日本代表戦キックオフだ」とテレビに興味が移るも、今度はテレビ放送が映りません・・・大分県の放送局の少なさではなくテレビそのものが映らないのです。
FirestickTVはちゃんとWi-Fi経由で映っていたのですが、地上波もBSもテレビ放送自体が「B-CASカードエラー」で映らないのです。

ならばWi-Fi経由で地上波を見ようと、FirestickにTVerアプリをダウンロードしてみたものの「この番組放送はテレビアプリでは視聴できません」とな・・・。
テレビは壁面に固定されており、どこにB-CASカードが差してあるのか見えません。テーブルにあった備え付けのLED懐中電灯を使って背面を探ろうとしたらそのライトは電池切れで点きません、点検不足です! 結局テレビは映らないままでした。


「ゆっくり温泉に入って飯食って、日本代表戦を」・・・私の目論見は儚くも崩れ去りました。

エアコンの排水が溢れるのは事故です。
だが今日が初めてではないでしょう。根本的な対策を怠ったまま使用してはいけません。

GやGの出現は仕方ありません。
だが殺虫剤が空なのはいけません。(事前に、空に近かったから新しいのをフロントに貰いにいったら、代わりに、ほぼ空のスプレーを渡されました)

立地上、落ち葉だらけなのは仕方ありません。
もちろん台風の影響もあったでしょう。
だが、台風が過ぎ去り一週間が経ってもデッキの落ち葉や外れた板囲いがそのままになっているということは、一週間では復旧できない体制になっていませんか。部屋の掃除すら十分に手が回らない状態になっていませんか。

毎日、天井の梁の上まで掃除しろとは言いません。
だが、着物で来ていた妻の足袋は、足の裏が真っ黒になりました。床に糞や虫が残ったままという事からも清掃不足なのは明らかです。

家電、テレビが故障することもあるでしょう。
だが、清掃の際に電源オンするだけで気づくトラブルです。

使っていれば電池は消耗するものです。
だが、非常灯を兼ねているだろう懐中電灯は、電池が消耗する前に交換すべきです。

殺虫スプレーを各戸に用意するなら、客が自分たちで戦えるよう十分な予備を準備しておいて欲しい。
私は、GやGやMやYが出てもOTAの口コミで「虫が出たので星ひとつ」とか評価しません。だが、予めできる準備、想定されるトラブルに無策なのは許せません。(お詫びの品や、仮に値引きを提示してもらってたとしても)

現在(2022年9月)、インターヒル翼湯布院は、「運営方式の転換に伴い新規予約の停止中」です。スタッフにお尋ねしたところ、どうやら「無人チェックイン」体制になるようです。
正確にはどのようなシステムかまだ分かりませんが、事前決済の暗証番号方式か、別棟でのチェックインで鍵渡しなのか、貸別荘のような仕組みになるのかもしれません。



今回、サポートして頂いた若いスタッフはクレームにも真摯に対応し一生懸命解決にあたってくださいました。ですがたった2人ではチェックイン業務からイレギュラー対応まで手が回らないのが実情ではないでしょうか。

公式HPにある「※予約済みのお客様につきましては特に問題はございませんので・・・」のくだりを改めて読むと空しいものがあります。

人手不足の中、スタッフを確保することは大変だろうと推測されますが、今後「無人化」を進めるのであれば、より一層、清掃や設備メンテナンスが疎かにならないよう十分なバックアップ体制を取って頂きたいと思いました。

新しく再開する「インターヒル翼湯布院」を楽しみにしています。

旅行日:2022年9月23日

コメント
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