前記事 新しいガジェット、Amazon Echo Show5 こんにちは の続き。
Amazon Echo Show5から音声を使っての家電コントロールです。今、IoT家電、スマートスピーカーといえばこれが最大のメリットではないでしょうか。
私は、音声操作ではありませんが、今からもう5年以上前に家電の一括コントロールを一応実現しています。
新しいリモコンがやってきた。eRemote-3 RM-Pro
eRemote-3 RM-Proを使い、エアコン、テレビ・HDレコーダー・ブルーレイプレイヤー・AVレシーバーとスピーカー一式を、ワンタップで起動・終了させたり、音声の上げ下げ、録画再生時のCMスキップなどをタブレット(Nexus7)から指示しています。
当時のeRemoteは現在のラインアップとは違い、まだ日本企業になる前の「Broadlink社」の製品でした。その後、「 LinkJapan社」の取り扱いに代わっています。
いまの製品群は、基本は全て音声操作対応のeHOMEというアプリから操作します。私が保有する、以前のPRO(現在のプロとは違う初期モデル)は、中華製クラウドリモコンとして中国を中心に販売しているものを日本語化し展開していたもので、操作アプリはe-Controlという名称になっています。
ただ、このe-ControlはAIスピーカーによる音声操作に対応しておらずechoと連動させることができません。かと言って保有する旧モデルには新しいeHOMEアプリは使えない為、今のシステムをそのままAmazon Echoと連動させることができません。
旧モデル eRemote-3 RM-Pro
e-Control Broadlink社 (音声操作非対応)
現行タイプ eRemote RJ-3
e-Control / eHOME LinkJapan社
(但し前期版は否、後期はeHOMEで音声対応可)
現行タイプ eRemote mini
eHOME LinkJapan (音声操作可)
AlexaなどのAIスピーカーが世に出る前に設計された旧モデルは、音声操作に対応させることができず、途中で「買い替えキャンペーンで新モデルへ」と誘導されたようです。ですが、私は気付かずそのままずっと旧モデルを利用してきました。
従って新たに購入したEcho Show5を使い家電をコントロールするには、また新たに別のコントローラーが必要な訳です。
狭い家の中で2セットも「IoT家電システム」は不要なのですが、あえて取り除かなくても二重化しておけば何らかのトラブルや障害時にもバックアップが効くと考え、旧システムも残しておくことにしました。
eRemoteを導入した2014年当時は、このような赤外線を使った家電リモコンの一括操作というのはまだまだ珍しく、選択肢も限られていました。
eRemoteも購入当時は何かと問題も多かったのですが、サーバーをBroadlink社の自社のそれからアマゾンのAWSに移行したあたりから安定してきました。
長年使ってきてハード的なトラブルも無いし、アプリの操作性も良いし(慣れたし)、新しいeRemoteが一番の候補として挙がりました。しかし調べていくうちに、e-Controlで使い勝手が良かった「ジェスチャー機能」が、新しいアプリeHOMEでは採用されていないことが分かりました。
e-Controlアプリのジェスチャー機能:画面全体のどこでもスワイプ、タップすれば登録した動作が実行されるので、いちいちスマホの画面に目を落とさなくても操作が可能。物理的なボタンの感触の無いアプリでも、この機能があればストレスなく使える。
残念ながらeHOMEではこの機能が削除されてしまったようだ。うーん、であれば、あえて同じメーカーの新旧モデルで二重化するより、別のネットワークを追加したほうが良いのでは?と考えが変わり、いくつかのメジャーどころを調べた結果、LiveSmart社のLS-miniに決定しました。
あれから5年、ライフスタイルも変化してAIスピーカーによる家電操作という世界も大きく進歩しています。ネット各所からたくさん情報が得られる一方で、端的に言えば「コレ買っておけば間違いなし」と言える製品もまだ無い事がわかってきました。
それぞれのニーズや使用環境に合うか合わないかを、基礎的な知識も無く初めて使うユーザーが自分でチョイスするのは難しいのではないでしょうか。
私はeRemoteの環境やTCP/IP周りの設定は理解していますが、初めて使う他社の最新版となると、ハマらずうまくセットアップできるでしょうか。
そして色々と検討した結果のLS-miniですが、実はこいつの操作アプリの評価なんて星2.1ですよ? google Playのコメントを見ると罵詈雑言、「動かないので即日捨てました」と、ゴミくず扱いのシステムです。
普通、楽天トラベルの口コミでも星2つなんてのは、隠れた地雷宿どころか、もはや不備を覆い隠すことすら放棄した「おら、かかってこいやー、うちは畳もねーぞ」と開き直ったレベルの評価です。
LiveSmart(リブスマート) - Google Play のアプリ
とは言え、罵倒コメントひとつひとつにも目を通していくと、意外と自宅の環境の問題やネットワーク周りのリテラシィが足りないばかりに失敗しているケースも多いように思います。また演出(CM)を見て過剰に期待してしまったばかりに自分のスマートホーム化に納得がいかないユーザーも多いのではないでしょうか。
私は、現在のeRemote環境で便利に使っており既に物理的なリモコンはもう使っていません。その全部を、ではなくても一部を新しいシステムに移植できれば十分事が足りる為、あれもこれも全部できるフルサービスには期待していません。IoT家電自体がこれからの世界だし。
「アレクサー、ただいま」で全館照明が点いてオーディオからBGMが流れる・・・まぁそんな家じゃありませんので、「アレクサ、全部つけて、消して」くらいを音声操作に任せ、テレビ周りの細々した操作や設定は現行のeRemote(Nexsu7)でいいかな、と。
さて、LiveSmart社のLS-mini、私にとって納得のいくシステムになるのでしょうか。
「アレクサ、荷物はどこ?」
(本日、Amazonでお買い物の荷物は午後6時の配達予定です)
どうやら間もなく届くようです。設置や設定はまた別の記事で。
新しいリモコンがやってきた。LiveSmart LS-mini(2)
初稿:2020年1月24日