ちょっと飛びましたが、先週末の勝沼プチ旅後編です。
2日目は、ワイナリー見学です。
勝沼には多くのワイナリーが存在します。
大きなところから、地場の小さなところまで様々あるのですが、時間的に一軒し回れなそうだったので、大手どころのメルシャンのワイナリーに行ってみました。
ここは、簡単な製造過程の見学から、試飲、レストラン・・・と、設備のそろった大きなワイナリーです。
ここでは、製造過程を20分程度で紹介してくれるガイドツアーがあり、これに参加してみました。
まあ、駆け足でざざっと見て回る感じなので、なんとなくなるほどって感じです!
この後、徒歩5分程度のところにあるぶどう園を見に行ったところ、となりにワイン資料館がありました。
ここは、見学には予約が必要とのことだったので、入れないと思ってたのですが、チラリと外からのぞいていたら、入れてくれました。
さらに、「これから館長によるガイドがありますけどどうですか?」と。予約してなくてもOK、撮影もOKとのことだったので、お願いしたのですが、ここは見ごたえのある資料館でした!
ここは、メルシャンの前身である「宮崎醸造所」として明治37年に建設された建物で、この建物自体が非常に趣のある雰囲気をかもし出しています。
100年以上も前の時代に、日本のワイン生産のさきがけとして、ここでワイン作りに情熱を傾けた人たちがいたことに思いをはせると、とても感慨深い気持ちになりますね。
館内には、かつてここで使われていたワイン作りの道具や、ワイン生産の歴史にまつわる数々の資料が展示されています。
ワインの歴史は、館長さんも詳しく説明してくださいましたが、なかなか興味深いものでした。
明治政府が、米不足から清酒→ワインへの転換を狙ってワイン作りを推奨したこと、この勝沼の地から、高野正誠(25歳)、土屋龍憲(19歳)というふたりの若者がワイン修行にフランスに旅立ったこと・・・。
ワイン誕生の歴史は深く、ドラマティックです!
下の画像の左側の「高野家ワイン」が、フランスで学んだ高野正誠氏が明治時代に作った、日本に現存する最古のワインだそうです。
右側は、高野氏、土屋氏がワイン作りを学んだフランスのモングー村というところで1976年に作られたものだそうです。
モノ作りに歴史あり、そう思わせてくれる、とても素晴らしい資料館です。
日本のワイン作りを牽引してきたメルシャンの誇りを感じました。
そして、最後はぶどう狩りです!
勝沼には、いったいいくつのぶどう園があるのでしょうか・・・。
「無数の」という言葉がまさに当てはまる、数多くのぶどう園でこの季節、ぶどう狩りが楽しめます。
どこに行くか迷ったのですが、メルシャンのワイナリーの近くの「勝沼園」に寄って見ました。
ぶどう狩りも、いろんなシステムがあるのですが、ここでは種類の違うぶどうを2房無料で試食させてくれて、気に入ったものを購入するという方法を選びました。好きなぶどうを選んで切ってくれます。
食べ放題コースもありますが、そんなに食べられないし・・・。
ぶどう畑で食べる取れたてのぶどうは格別です!
2日間の勝沼プチ旅、けっこう満喫できました。
今回はぶどうの季節の終盤で、もう終わってしまっている品種もけっこうあったので、次回はもうちょっと早めのベストシーズンを狙って行ってみたいです♪
山梨勝沼・富士五湖・清里 2009 (マップルマガジン 甲信越 1)
昭文社
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ワタシも勝沼醸造に見学に行った事があるのですが、
本当に小さなワイナリーで、
メルシャンとは全然違うんだろうなぁ。
romyさんもワイン好きですか?むふふ。(笑)
小さなワイナリーの方が趣があっていいっていう話も聞きますよねー。
ワインは大好きですが、この日はドライバーだったので試飲できなかったのが残念!