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スペイン紀行(98) マドリッド[8] アルムデナ大聖堂①

2012年01月26日 08時29分15秒 | スペイン紀行

王宮の前には、王宮の白亜の壁面と合わせた、白を基調とした素敵な
教会があります。マドリッド地区の大聖堂。「サンタ・マリア・ラ・レアル・
デ・ラ・アルムデナ大聖堂」。

アルムデナとは、イスラム勢力下にあったマドリッドでキリスト教徒が
崇めていたマリア像があり、イスラム勢力を駆逐したあとアルフォンソ6世
がアラブの城塞跡から見つけ出したそのマリア像に「アルムデナ」と名付けた
ことに由来します。

尚、このアルムデナとはアラビア語の「アルムダイナ(城塞)」から来ています。

この教会の建設計画自体はかなり古く16世紀に遡りますが、着工はなかなか
なされず、19世紀末まで着手されることはなかったようです。その後、スペイン
内戦があり、計画は完全に頓挫。
漸く内戦の傷が癒え、1993年に完成を見ることになります。

建物はネオ・クラシカル様式となっており、ゴシック建築を基調にしていますが、
かなりマイルドな雰囲気を漂わせています。

  

最近の建物だけあって、内装、彫刻等現代美術が沢山見られます。

この玄関の扉に施されたレリーフの見事なこと!

これはアルムデナのマリア像がモチーフでしょうか。マリア様とキリストの顔は
モンセラットの「黒のマリア」様に雰囲気が似ているような気がします。

この群像は服装からするとスペイン内戦時のものでしょうか。左側の女性のショール
の模様等、細部まできっちり描写されている凄いレリーフです。

 

 

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お礼 (getteng)
2012-01-26 12:00:48
belageさん、
お見舞いありがとうございました。
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Unknown (ゆんこ)
2012-01-26 12:16:52
こんにちは♪

建築計画が16世紀で完成が20世紀の終わり・・・途中でとん挫しないところが、信仰の表れですね。

見事なレリーフですね。
どうせなら鍵もうまく隠して欲しかったですね。(笑)
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gettengさん (belage)
2012-01-26 23:50:00
どうぞ、十分休養してください。こじらせては
いけません。
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ゆんこさん (belage)
2012-01-26 23:52:13
このマリア様はマドリッドの守護聖母だそうで、
どうしても教会は必要だったようです。
鍵穴、よく気がつきましたね。確かに
同じ金属でやればと思いますけど、探すのに
大変だったりして(笑)
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