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「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

スペイン紀行(98) マドリッド[8] 王宮

2012年01月25日 08時16分46秒 | スペイン紀行

オリエンテ広場に建てられた銅像。これ見てぶったまげました。
像はこれの制作を命じたしたフェリペ7世の像ですが、馬が前足を上げ、
後ろ足二本だけで立ってます。

彫刻で二本足で馬を立たせるのは大変なことらしいですが、この試みは
世界初であったそうです。制作はイタリア人の彫刻家をはじめ複数の人
が共同で携わったようです。

絶妙なバランスです。

こちらが王宮。現在のスペイン王家は実際にはこちらには住んでいませんが、
公式行事は現在もこちらを使用しています。公式行事がないときは一般公開
されています。

建設は1738年から1755年の長期間を要しました。
尚、このウィングの一番端に公営ホテル「パラドール」のオフィスがあります。
パラドールは古城や貴族の館を改装でしてホテルとしているもので、その土地
の最高級ホテルになっています。

昔はここまで来て予約をとったりしてましたが、今ではネットで予約も出来ます。
有難いことに日本語サイトです。便利になりました。

門扉から宮殿のお庭を見たところ。向こうにアーチが見えますが、その下には
マンサラネス川という大河が流れています。

建物全体は逆L字型をしています。もうひとつのウイングです。
ちょうど開門したばかりで、観光客もまばら。

2004年にアストゥリアス公フェリペと民間出のレティシアの結婚式は
ここで行われました。所謂人前結婚式というものでしょうか。
レティシアは一度離婚歴を持ち、民間出身ということもあり、当時世界は
かなりの驚きで二人を祝福しました。当然、王家の中には相当の反対も
あったことでしょう。でも、フェリペは「結婚できぬなら王冠を捨てる」と
押し切ったそうです。いやぁ、女性にとっては何とも頼もしい王子様では
ありますまいか。

こちらの建物の内装やら装飾も見事なものがありますが、確か
写真撮影不可だったと思い、見学はパスしました。

 

 

 

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2 コメント

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後ろ足二本の騎馬像 (あかん親爺)
2013-11-20 06:51:44
 世界初の後ろ足二本の騎馬像と讃えられているフェリペ4世の騎馬像は後ろ足+尻尾の三点で支えられています。
 制作年代はうんと下がりますが山形の霞公園の最上義光の騎馬像は完全なろ足二本のみで、馬の尻尾は空に浮いています。
返信する
あかん親爺さん (belage)
2013-11-22 14:13:47
そうですか、山形にそんな素晴らしい彫刻があるの
ですか。彫刻の世界は巨大なものほど、倒壊防止
で作者もかなり頭を悩ませるようですね。あの
ミケランジェロもかなり工夫をしていますものね。
返信する

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