最近は何度かTVでも紹介されてすっかりメジャーになってしまった「野川の桜の
ライトアップ」。当初は「アーク・システム」さんという映画・TVのコマーシャルフィルム
の撮影用の照明を扱う会社さんが、自社の花見大会で1本の野川の桜をライティング
して楽しんだことが始まり。
その後、近所の人の評判を呼び、徐々にライティングを増やし、概ね2kmに亘る
現代のお祭りに近い規模になりましたが、その間全くこの会社さんのボランティア
精神で運営されておりました。費用も半端ではないと思いますが、ずっとボク等を
楽しませてくれて、ホントに感謝であります。
このライティング・システムは限りなく太陽の自然光に近い色を出すそうで、雨に
当たると一発でお釈迦になるそうです。それゆえ、開催日は一日だけ。天気予報を
綿密に調べ確実に晴天の日を、桜の満開時に合わせるため、開催日発表はぎりぎり
の二日前が限界。それにしても雨という大敵のリスク覚悟で挑戦するこの姿勢、
太っ腹とは言え、ホントに驚愕ものです。
よって、このライトで照らし出される桜は日本ではいまのところこのお祭りだけとの
こと。
今年は前年が中止となったせいもありますが、一昨年の倍くらいの人出。交通整理の
警察官の姿も倍以上。「立ち止まらないで!」「写真は一箇所一枚でお願い!!」との
声に急かされひたすら牛歩のあゆみを続けます(笑)
勿論三脚なんて場所塞ぎの邪魔なものは使えません(もっともボクは三脚は使わない
人ですが)
因みに今回工夫したのは、カメラの連写機能を使ってワンシーン三枚くらいを連写
したこと。一昨年までふつ~に撮ってましたが、どうも近景がボケている感じがして。
家に帰って連写した写真を見て理由が分かりました。夜目でよく分からなかったの
ですが、結構風で枝が揺れているのが連写ではっきり。明るいライティングではあり
ますが、どうしてもスローシャッターであることは間違いありません。で、近景は風の
影響を受けやすいのでボケてしまう。これを連写で多少なりとも防ごうという次第でした。
成果はご覧の通りです。夜景を撮る時連写機能を使うのはひとつの手かもです。
皆さんも一度試して見てください。
お蔭様で、5百枚以上の写真を整理するのが大変(苦笑)でも、まぁまぁの写真が撮れ、この
「野川の桜」の素晴らしさの断片がお伝えできたんじゃないかと思っています。
午後8時を過ぎた頃です。今年も幻想的な桜を見ることが出来ました。
アーク・システムさんを始めボランティアの皆さん、関係者の皆さん、
有難うございました。
ご愛読の皆さんもありがとうございます。また来年お会いしましょうね。
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Phoenix 東北&関東
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