robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

盛夏の週末:ゴルフあれこれ

2006-08-14 12:52:26 | Golf一般
いやーなんかすごかった土曜の大雷大会(robiheiは川崎の練習場で2時間幽閉されました)と翌日曜以降の復活の盛夏。日本やアメリカでのツアーも避暑モードである。

■国内女子:軽井沢(大山勝ち)

今日昼に同僚と話をしていたのだが、「勝っても勝っても盛り上がらない」大山志保、連勝&賞金1億突破オメデト。さすが不動の妹弟子だけあって、色気よりゴルフの鍛錬ということですかね。同じ門下生でも古閑美保は人気あるんだけどねえ。

■米国女子:カナダ(カー大逆転勝ち)

米女子ツアーの美女ランキング上位のクリスティ・カーが大逆転勝ち。なんか記事読むと逆転された3日目TOPのスタンフォードは2度目の大逆転負け、それも同じカー相手らしい、ご愁傷様。

■米国男子:コロラド(Dウィルソン初優勝/丸大飛躍!の3位)

高度1600M、マイルハイのゴルフ場は皆タイガーみたいな飛距離、Teeはスプーンでも300以上飛んだりしてるし、何か見てても変。

ライダーカップのキャプテンのトムレーマンとのPOを制して、日本経由の出世者のウィルソンがUSPGAツアーは初優勝。でも日本人的にはその2者にバーディー一個差まで肉薄した3位タイの丸大こと丸山大輔の健闘に脚光を当てたい。

これでツアーシードほぼ確定の84万ドル獲得&ランキング71位まで浮上。「次勝ちそうなやつ」リストでメディアにも出ているという話があり、本当に今季中に勝っちゃうかも(というかこの勢いのうちに勝たないと一生勝てないかも・・・)

丸大の特筆すべきは今日見た最終日161718と上がり3ホール連続バーディー!強い人間はやっぱり「上がり3ホール」と痛感。昨日ラウンドしたんですがヘタレのrobiheiは上がり3つともTeeを左にフカして(レフティ)思うように行かなかった・・・クスン(T_T) という経験しているだけに余計痛感。でも個人的にはTeeShotの感触を掴んだから良しとしましょう、その証拠に3Hとも打ち直しは最高のShotだったから(←ぢゃ最初から打てよ(爆))

いよいよ今週末はメジャー最終戦の全米プロ@メダイナ。距離全長7561y(@_@)タイガーがDRどこまで使うかに注目。曲がらないスプーンだけでも優勝争い可能な気がするこないだのタイガー、7561yをスプーン中心で制覇する姿を見てみたいと言うのがrobiheiの本音であります。

将棋王座戦挑戦者決定戦

2006-08-08 17:43:18 | 将棋な私
昨日行われた佐藤棋聖(先手)-深浦八段の挑戦者決定戦。またしてもというか果たせるかなというか、95手までで先手の佐藤棋聖が勝ち。

今年新春からのタイトル戦ですが、

王将 羽生4-3佐藤
棋王 森内3-1羽生
名人 森内4-2谷川
棋聖 佐藤3-0鈴木
王位 羽生2-1佐藤(進行中)
王座 羽生0-0佐藤(9月から)
竜王 渡邉0-0(佐藤/森内/丸山/畠山鎮の誰か、10月から)

今年6個目のタイトル戦で羽生-佐藤戦が3度目。出現率が両者とも4/6、佐藤に関して言えば竜王でも挑戦の目が残っており、それまでいっちゃうと5/7になる。

ようするにゴルフでいえば「毎回タイガーとミケルソンのプレーオフ」みたいな展開。これはこれでファンとしてはうれしい部分もあるんですが、食傷気味であることは否めないですねえ。

将棋世界9月号:新連載「千駄ヶ谷市場」

2006-08-05 10:04:18 | 将棋な私
自己レスになるが、6月初旬発行の月刊誌「将棋世界」で長きにわたる連載を終えた河口俊彦「対局日誌」の後継企画が今月号からスタート。2ヶ月前の予想通り(ま、余人居ないってことなんですが)先崎学八段による「千駄ヶ谷市場」がスタートした。

何故「市場」なのか、連載開始にあたり先崎自身がコメントしているので少し紹介したい。

>漁師が魚をあつかうように、棋士は将棋をあつかう。立派な魚が
>揚がれば市場がわくように、素晴らしい将棋が出れば将棋会館は
>わく。珍しい魚が揚がれば皆がよってくるように、珍しい局面、
>一期一会ともいうべき、将棋という複雑なゲームが作り出す奇妙
>な局面ができると、棋士達は寄り集う。

この市場の活気と日常を伝えたいというのが先崎「市場広報官」の命名理由ということである。

仕事柄ということもあるが、「市場」と聞いて「いちば」でなく「しじょう」だと勝手に思い込んでいたrobiheiにとって新鮮である。ただ、会館内の序列は「しじょう」でもあり、買い気配、売り気配、売り買い均衡いろいろあって日常の対局の蓄積が150名程しかいない天才集団の棋士たちの「格付け」につながるという側面もあることはいっておきたい。

で、第一回の先崎市場を読んでの感想。

1.連盟、というか将棋界の再生浮上に向けて、棋界一の口八丁手八丁の先崎学はこの方法での貢献を選んだという構図。河口日誌が将棋ファンの心を掴んで話さなかったように、この連載は長く続いて棋界の宝というべきコンテンツになることを心から願う。

2.TOP棋士にとって、このような連載をもつことは将棋のプラスになる部分が全く無いとは言え総じては負担のほうが大きいと思う。先崎は大好きな棋士で、超一流>一流>準一流という将棋界の序列で言えばここ数年で一流から準一流に降格してしまった状況で、しかもまだ老け込む(再浮上を狙わない)には早すぎる30半ば(羽生と同級生)の指し盛り。正直複雑である。

そんなに甘い世界ではないということは重々承知しつつ、「勝ち続けて重要棋戦の対局が続いて千駄ヶ谷市場の連載が危い」ぐらいの先崎を見たい。

王位戦第三局

2006-08-05 09:47:00 | 将棋な私
王位戦の定宿、有馬温泉の中の坊瑞苑で8/3・4で行われた王位戦第三局は先手番佐藤挑戦者が勝って1-2に。盆明けの第四局で羽生防衛か五里霧中になるかの方向性がわかりそうですね。

将棋自体は佐藤の踏み込みの良い攻めが繋がって快勝に見えたが、解説とか見ないとポイントは判らない。見た目ほどの差は無いんだよねえ、TOPプロの戦いは。

渡邉竜王blogを見たら、共催の可能性という記事が・・・主催2社の将棋棋戦というのは矛盾に溢れている気がするのだが、、、、しばらくは注目を浴びるにしても、中長期で正しい運営と棋戦のプロモーションがされるのかどうかは正直不安。

どうにも諸賢が知恵を出せば出すほど抜け出しにくい陥穽に嵌って行く構図に思えてしょうがない。

将棋名人戦問題:少し落着きつつ思索は続く

2006-08-03 10:57:42 | 将棋な私
「政治の季節、8/1で終了」と思いきや意外なシナリオで継続の兆候さえある名人戦主催紙移管問題。

まだ投票結果発表から2日しか経っていない今、このことについて継続してコメントを出すことにやや躊躇いをもつものの、「名人の重み」に連動するかのような報道の多さにやや驚きつつ直後からののblog・報道・その他のことについて少し書いておくことにする。

有識者(と思われる人々)の落胆、羽生森内渡邉ら主力TOP棋士(当然マスコミ露出多)の支持表明と反対の結果、立ち返って文化・伝統芸能であるべき世界を「金の仕切り」で判断するという問題のそもそも論ベースでの矛盾・・・等々しばらくネタには困らないであろうことは想像に難くない。

週刊ポストや現代はこのネタで今しばらく記事が書けるだろうし、それに備えての硬軟織り交ぜてのエピソードのストックはあることでしょう。奇人米長会長、林葉問題で脛に傷持つ中原副会長という連盟経営陣2TOPからして格好のネタ材である。

その米長会長コメントで、個人的には手法や考え方に反対しているものの感心したのがこのコメント

>「われわれは勝負をなりわいにしている集団。戦うことで物事を
> 進めるが、戦いの後は一つの駒箱に入ってまとまる」

まあこれくらいのコメントは準備して望んでいるだろうけど。くれぐれも会長のみならず連盟正会員たる棋士全員がこの意識をもって事に当たるべきと思う。分裂の愚はファンとしても(すくなくとも僕は)望まない。将棋界のプロレス化は御免蒙りたい。

あと、ジャーナリズムの切り口で感じたこと。
CGMの時代を真の意味で実感したのが昨日今日である。竜王blog、大平blog、あるいたブログ(近代将棋記者相崎氏)など、日ごろから注目しているblogにポスト・コメント・TBがどんどん集積される様は参加型メディアの本領発揮である。

それぞれ意見・スタンスを持った上でしっかりと発信している。渡邉竜王blogは今や棋界の主力メディアと言っても過言ではない。これからこの手のメディアに載るような案件ではガラス張り経営の時代になっている認識の元、嘘や誤魔化しがまったく通用しないことを肝に銘じる必要がある。

最後にこの件でのポストをしている各blogの感想

渡邉竜王ブログ:○→◎
→これからも、軸足をしっかりした発信を続けてほしい。ただ、この人にはブレーンが要るね。自身も勉強するだろうけど、運営、経営という観点で物事を組み立てて発信したりする知恵を授ける人が近くにいることを願います。
→当日夜のポストの次に、日記風の記録を開始しているのを今日発見してちょっとびっくり。こりゃ本にできるかも・・・頓珍漢な例えながら「入江日記」級の史料になる可能性ある。頑張れ竜王。

あるいたブログ:◎
→「将棋界で言葉を仕事にする人」の本領発揮、この人の意見は政治分野とか随分と思い切っていたりするんですが、棋界と心ある棋士を愛する心が感じられる。

大平の挑戦!:○であり×
→心情であり真情であるコメントをストレートに吐き出すスタンスは◎だが・・・昨日のポストが最期(「卒業」とな)という宣言はいかがなものか。これからの方が彼の意見や行動のリファレンスが確認できるblogとして価値が上がるのに。翻意して発信する情熱を持ち続けてくれることを願う。

名人戦問題投票結果

2006-08-01 15:41:02 | 将棋な私
あまりに早いHP更新に唖然としつつ、この記事を発見。

うーむ。巷間言われていた「プロキシ(委任状争奪)ファイト」が効いたということか・・・

すんなり朝日に移管するのかな・・・まだ呆然としていて、robiheiの認識として今後の展開のイメージは判然としない。

棋界分裂はないと願いたいが、将棋連盟の経営全体が「改悪」にならないことを願う。財政の好転だけが経営の視点ではないということを認識しつつ改革を進めてほしいものである。