11月25日(日) 最高気温14℃
『萌え出づるも 枯るるも同じ 野辺の草 いずれか秋に あわで果つべき』
祇王が館の障子に書き残したうた。
哀れ白拍子 「祇王」が 清盛の裏切りにあい、 妹の「祇女 」 母親の「刀自」(とぢ)ともに
世を捨て、嵯峨野・祇王寺の地にて庵を結び仏門に入ります。
そののち、同じ白拍子の仏御前がこの地をおとずれ、共に四人一緒に
庵に籠って朝な夕なに仏前に香華を供えます。
静かなたたずまい、寂しさが漂う祇王寺です。今まさに紅葉の美しい素晴らしい庵です。