雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

こころ/夏目 漱石

2009-08-16 | 小説
 ちょっと、「夏休み企画 日本の名作読書感想文」でも書いてみようと、読んでみました夏目漱石著『こころ』。

 さぁでは、書いてみましょうか感想文、と思ったけれどダメです。私みたいなボンクラの手に負える作品ではありませんな! さすが「名作」と謳われ、現在(いま)尚、読まれ続けている作品ですな! 千円札になるだけのことはありますな!

 それにしても、これ何十年前の小説だ? 時代設定は明治天皇崩御の年、執筆したのが大正だから……まあすごい昔だな。それなのに、物語の核をなすエピソードには、現在でも変わらぬ人間の想いが感ぜられ、まったく古臭さがなかった。まぁ、それゆえのロングセラーなんだろうけどさ。

 果たして、現在生み出されている小説の中で、これほど後世に残る作品がいくつあるのか? そんなこたぁ知ったこっちゃないけれど、村上春樹とかが未来のお札の顔になってたら笑えるなぁ。でもそのころにはお札なんてなくなって全部カードになってるだろうな。
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