雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

パーク・ライフ/吉田 修一

2008-02-03 | 小説
 吉田修一氏の芥川賞受賞作。

 で、なんでこれが芥川賞なの?そもそも芥川賞の基準ってどんなんだ?と疑問に思ってしまう、そんな作品でした。
 決して悪いわけではないんですけど、まぁ私が世俗的なんでしょう、なんともないお話でした。面白いわけでもなく、つまらないわけでもなく、平坦な感じっていうんですかね?
 要するに○○賞だからって、そんなのどーでもいいんでしょうね。人それぞれの趣味、嗜好、ですからね。でも、やっぱナンタラ賞とかを受賞するってのは、素直にスゴイと思います。

 そんなワケで、この小説に同時収録されている『flowers』という短編の方が私的には断然良かったです。思わず「びくんっ!」とくる短編でした。そしていくらか、世俗的でした。


 ちなみにこの人の文章を読んでいると、村上春樹や伊坂幸太郎が頭を過ぎります。文体は、その系統ですね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いもうと/七海なな | トップ | デジャヴ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

小説」カテゴリの最新記事