雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

小学五年生

2007-06-15 | 小説
 重松清氏の『小学五年生』です。

 この本の帯には『人生で大事なものは、みんな、この季節にあった。』と、惹句が書かれてありますが、それは言い過ぎだろう・・・と。
 ま、まぁ、多少そういう面もあるけどさ、「みんな」ってこたぁないだろう。

 で、も一つ隅っこに『十歳もしくは十一歳。意外とおとなで、やっぱり子ども。』これは、納得。

 まぁ、そんなこんなの小学五年生の少年たちの成長や日常を描いた全17編の物語。必ずや、どこかに「あ~っ、これこれ、オレもこんなんだったわ~」とか「うんうん、この気持ち、分かる分かる」という箇所が見出せて、ちょっぴり照れ臭くなったり、苦笑いしちゃったり、ときに、鼻の奥がツンとなってしまう、価値ある一冊で、あります。
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4 コメント

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Unknown (ノロモン)
2007-06-16 02:04:17
おっ!これは俺も最近読んだ覚えあるぞ♪入院する弟を海だったか富士山の見える非常階段まで連れてった話や☆
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ノロモン~♪ ()
2007-06-16 22:31:20
さ、一発目やね。そんで、海だわ。
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Unknown (藍色)
2008-11-18 02:08:58
こんばんは。
意外とおとなで、やっぱり子ども。、名コピーでしたね。
17編、いろんなお話で飽きずに楽しめました。
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こんばんは、藍色さん♪ ()
2008-11-19 22:46:10
小学五年生くらいは、やっぱ女子のほうがオトナでしたよねぇ・・・というか、「おませさん」というか。

こういう掌編ものはサクサク読めて、そんで止まらなくなっちゃいます。
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