雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

アヒルと鴨のコインロッカー

2007-05-24 | 小説
♪はーうめにぃろーぅますたまぁんうぉーくだぁん♪

「神様を閉じ込めに行かないか?」

 と、いうわけで伊坂幸太郎氏の『アヒルと鴨のコインロッカー』です。

 まったくねぇ、毎度毎度のことながら、どうやったらこんな素晴らしいお話が書けるんでしょうねぇ・・・と、もう脱帽通り越してヅラも取っちゃいますよ、ホント。

 巧みなストーリー展開、個性派揃いの登場人物、(なんか伊坂作品のとき毎回必ずこう書いてるな、オレ)そしてなにより、無駄のない文章。いや、ホント、「そりゃ言い過ぎだろ!」ってこたぁなくて、全ての文章が伏線なんだってば!物語が進むにしたがって感嘆の吐息が必ず漏れるんだってば!「あぁー!」とか「あぁ~ぁ・・・」とか。

 とにかくスゴイよ、伊坂幸太郎!そしてとても美しいよ、『アヒルと鴨のコインロッカー』

 イキオイだけで書いてるから、よくワカンナイでしょうけど、まぁそこは適当に「ソウデスネ」とでも言っとけ。


 さて、ここでちょいと作中に書かれているボブ・ディランを賞する言葉を書いておこう。書きたいのさ、前フリで歌ったのもこのためなんだから。

「人を慰めるような、告発するような、不思議な声だろ。あれが神様の声だよ」

「俺は、あのディランのあの声が好きなんだ。優しいし、厳しい。無責任で、温かい」

 そうそう、まさしく、そうなのよ!


 ところでこの作品、映画化されてんだけど、読んだ人ならきっと思うよな「えっ?マジで?」って。まぁ、なんか巧いことやってんだろうけどな、すげぇ観たいんだけど、哀しいかなコチラでは上映されないみたいです・・・・ハァ、DVD待ちだな・・・。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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井坂氏 (ぱんちょばんちょ)
2007-05-25 01:42:23
ホント面白いよね~。

つーかヅラだったことに脱帽∑( ̄口 ̄)

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ぱんちょ♪ ()
2007-05-25 12:30:47
あら?知らなかったの?今度バドミントンのとき見てみな、微妙にズレてるからf^_^;
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