雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

暦の上では

2006-02-04 | 雑記
きょうは立春。暦の上では春である。が、なんなのでしょうか、この雪、この寒さ、マッタクこの冬はシャレんならんなぁとボヤいてみてもしょうがない。ましてや大昔の暦を現代に当てはめてみたところで、現実問題、少しでも早く春が訪れるわけでもない。とにかく寒い。一昨日からの風邪を引きずっているせいもあるが…。
今朝、出掛けにカミさんから、なんのマジナイか知らないが不細工にきざまれたネギが浮いた汁の入ったマグカップを渡された。「飲め」と云うことらしい。
素直に飲んだ。ネギ臭い。黒魔術か?
たぶん風邪によいのであろう。仕事に行く途中、コンビニによって栄養ドリンクでも飲んでいこう、と思っていたけどヤメにした。効くか効かないかは別にして、意外に古風なカミさんの心遣いが嬉しかった。
どうやらきょうは、暦の上と私の胸中には、淡い春の風がうっすら、よぎったようである。

家に帰ってから聞いてみると、あれは『ネギ茶』だと云う。茶と云うよりネギ湯であったが、のどに良いのだそうだ。
「効いたか?」とカミさんが問う。
「あぁ」私は笑って頷く。オマエにも、春を分けてやる。そんな感じで。
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