落語会をお手伝いいたします 落語コーディネーターの菊池明美です
日本の四季の中で落語を感じながら暮らしていきたいと思います
それでは11月20日の「今日の歳時記25」です。
「ホテルの日」
宿屋制度が整ったのは5代将軍の綱吉の時代の元禄期に「生類憐みの令」しょうるいあわれみの令を定めました。
ここには多数のお触れが書かれています。「殺生禁断の令」など庶民の暮らしを圧迫して悪法と名高い面もありますが 急病人の世話や弱者を大切にするなどして日本人の精神性を厳しく定めていました。この精神性は現代の私達の中にも日本人の特性として受け継がれていると思います。
また 綱吉は世継ぎの男の子がほしかった為、犬を大切にしました。「動物愛護令」と言われ 特に中野に捨て犬の5つのお囲い場所を作って犬屋敷を作りました。
殺生禁断の令が出てくる落語のネタ。。。「唖の釣り」
宿屋が出てくる落語のネタ。。。「宿屋敵」「宿屋の富」「小間物屋政談」「大山詣で「百人坊主」「花筏」
「馬に親しむ日」
馬が出てくる落語のネタ。。。「馬の巣」「馬の田楽」
12月10日「土」午後5時開演の「菊生すきやき」が 山平や2階・すき焼き ひぐちで開演いたしますが 終演後に会場で行われます懇親会では 近江牛の「すき焼き」をみんなで食べます
「生類憐みの令」の時代では考えられない食文化ですが 現代の自由と豊かさを大切にしていきたいものです
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