万葉集からの出展
「梅花の宴」_正月立ち春の来たらば
八一五の歌・・・「正月立ち 春の来たらば かくしこそ 梅を招きつつ 楽しき終へめ」・・・正月になって春が来たら毎年このように梅の花を賓客として招いて楽しみの限りを尽くそう。
太宰師大伴旅人邸の梅園に山上憶良等が集まり梅を詠う、「梅花の宴」を催した時に詠んだ歌の三十二首の序文から新元号「令和」を付けた。
序文には「・・・時に、初春の令月にして、気淑く風和らぐ~」・・・時は良き正月。外気は快く風は和らいで~
・・・・・・・・・ほかに
ハ二四の歌・・・「梅の花 散らまく惜しみ 我が園の 竹の林に うぐひす鳴くも」・・・・梅の花が散るのを惜しんで、わが家の庭の竹林に鶯が鳴いている
八五二の歌・・・「梅の花 夢に語らく みやびたる 花と我れ思ふ 酒に浮かべこそ」・・・梅の花が夢に出て来て語るには、私は雅な花だと思ふ 酒に浮かべてくださいな。どうぞ無駄には散らさないで。
花びらを盃に浮かべて健康長壽を願います。