2012年、新年となりました。
皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年最初のブログ記事ということで、
喜多流能楽師の出雲康雅師の「翁」の舞台写真をアップさせていただきました。
撮影は、りんぷうの会・会長の神田佳明。
厳島神社の桃花祭での舞台写真となります。
「翁」という曲は、お能の中で最も神聖な曲、特別な曲です。
「白式尉」(はくしきじょう)という白い面(おもて)をかけた翁の神と
「黒式尉」(こくしきじょう)という黒い面をかけた翁の神が登場し、
天下泰平・五穀豊穣を祈念する舞が舞われるもので
特にスト―リーはなく儀式性の高い舞台です。
能楽の仕来たりでは、お正月の月の初演は大概、能「翁」からの開演となっています。
お舞台には注連縄が張られ白い幣が目に清々しく映ります。
※「翁」について詳しくは、文化デジタルライブラリー(日本芸術文化振興会編)の曲目解説をご覧ください。
冒頭写真はいかにも「翁」といった言わば定番写真でしたが、
こちらは少し角度の異なる「翁」の舞台写真。
私は個人的には2枚目の写真の方が好みです。
出雲先生らしいケレン味のない清らかな舞姿と感じます。
いつも能楽講座や能楽撮影会等で大変、お世話になっている出雲先生。
ここであらためて出雲先生のプロフィールをご紹介させていただきます。
【出雲康雅師 プロフィール】
シテ方喜多流能楽師。1947年生まれ。出雲恒一の次男。
父および15世宗家喜多実に師事。喜多流の中堅として活躍し、
〈翁〉〈道成寺〉〈猩々乱〉〈砧〉〈求塚〉などを披く。
彦根藩主で大老でもあった井伊直弼作の能〈筑摩江〉を2007年に
横浜能楽堂で160年ぶりに復活した際、シテを演じた。
また同能楽堂主催の「初めての謡・仕舞教室」の講師をつとめ、好評を得る。
父の代より広島県の厳島神社神能執事をつとめ、
4月に3日間催される桃花祭神能に尽力している。
日本能楽会会員。
出雲先生は、来る2月5日(日)の「出雲康雅の会」で
老女物の大曲「卒都婆小町」を演じられる予定です。(会場:喜多六平太記念能楽堂)
りんぷうの会の有志で観能させていただくことになっておりまして
もちろん不肖オガタも拝見します。
今からとても楽しみです。
※公演詳細情報はこちらをご覧ください。
http://www.kita-noh.com/schedule/koen/1153/
皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年最初のブログ記事ということで、
喜多流能楽師の出雲康雅師の「翁」の舞台写真をアップさせていただきました。
撮影は、りんぷうの会・会長の神田佳明。
厳島神社の桃花祭での舞台写真となります。
「翁」という曲は、お能の中で最も神聖な曲、特別な曲です。
「白式尉」(はくしきじょう)という白い面(おもて)をかけた翁の神と
「黒式尉」(こくしきじょう)という黒い面をかけた翁の神が登場し、
天下泰平・五穀豊穣を祈念する舞が舞われるもので
特にスト―リーはなく儀式性の高い舞台です。
能楽の仕来たりでは、お正月の月の初演は大概、能「翁」からの開演となっています。
お舞台には注連縄が張られ白い幣が目に清々しく映ります。
※「翁」について詳しくは、文化デジタルライブラリー(日本芸術文化振興会編)の曲目解説をご覧ください。
冒頭写真はいかにも「翁」といった言わば定番写真でしたが、
こちらは少し角度の異なる「翁」の舞台写真。
私は個人的には2枚目の写真の方が好みです。
出雲先生らしいケレン味のない清らかな舞姿と感じます。
いつも能楽講座や能楽撮影会等で大変、お世話になっている出雲先生。
ここであらためて出雲先生のプロフィールをご紹介させていただきます。
【出雲康雅師 プロフィール】
シテ方喜多流能楽師。1947年生まれ。出雲恒一の次男。
父および15世宗家喜多実に師事。喜多流の中堅として活躍し、
〈翁〉〈道成寺〉〈猩々乱〉〈砧〉〈求塚〉などを披く。
彦根藩主で大老でもあった井伊直弼作の能〈筑摩江〉を2007年に
横浜能楽堂で160年ぶりに復活した際、シテを演じた。
また同能楽堂主催の「初めての謡・仕舞教室」の講師をつとめ、好評を得る。
父の代より広島県の厳島神社神能執事をつとめ、
4月に3日間催される桃花祭神能に尽力している。
日本能楽会会員。
出雲先生は、来る2月5日(日)の「出雲康雅の会」で
老女物の大曲「卒都婆小町」を演じられる予定です。(会場:喜多六平太記念能楽堂)
りんぷうの会の有志で観能させていただくことになっておりまして
もちろん不肖オガタも拝見します。
今からとても楽しみです。
※公演詳細情報はこちらをご覧ください。
http://www.kita-noh.com/schedule/koen/1153/