風薫る五月、ゴールデンウィーク後半になりました
皆様いかがお過ごしでしょうか
本日は、5/11(日)に国立能楽堂で14時開演の「山本会別会」のご案内です
山本会別会は大蔵流狂言・山本東次郎家が毎年1回、開催されている公演で
毎回、他ではない特別な上演プログラムが組まれていて必見 ですが
今回は人間国宝の東次郎先生が26年ぶりに『比丘貞』(びくさだ)を舞われます
『比丘貞』は『庵梅』(いおりのうめ)、『枕物狂』(まくらものぐるい)と並んで
「狂言三老曲」の一つですが、「三老曲」の中でもやや特殊な曲で
たいてい一生に一度しか舞われることがなく上演機会も稀だそうです
ちなみにお能では『関寺小町』『檜垣』『姨捨』を特に「三老女」といって
最高秘曲として特別に大切に重く扱われております
お狂言でも、お能と同様、「三老曲」は最奥で非常に重く別格の演目です
もちろん、東次郎先生が『比丘貞』を舞われるのは
これが最後と思われます
皆様ぜひお見逃しなくと思います
冒頭画像は「山本会別会」の公演ちらしから
写真は『比丘貞』でシテはもちろん東次郎先生、撮影は神田佳明です
◆「山本会別会」 平成26年5月11日(日)
午後2時開演 国立能楽堂
・狂言 「膏薬練」(こうやくねり) 山本泰太郎 山本凜太郎
・狂言 「比丘貞」(びくさだ) 山本東次郎 山本則孝 高沢皆生
・狂言 「八尾」(やお) 山本則重 山本則秀
・狂言 「仁王」(におう) 山本則俊 山本則秀 ほか
鑑賞券
正面7000円 脇正面5000円 中正面3000円
GB2000円
お申込み・お問合せ
大藏流狂言 山本事務所
http://www.kyogenyamamoto.com/