柳沢みきお原作の傑作ラブコメディー「翔んだカップル」
この漫画をはじめて目にしたのは私が小学3年生の頃、1980年でした。当時少年マガジンでは「凄ノ王伝説」「微笑みによろしく」「おれは鉄平」「釣りキチ三平」などが連載中でしたが私の目を捉えたのは、このアンニュイな恋愛群像でした。しかも
当時連載はすでに田代勇介と山葉圭のドキドキラブストーリーを
離れ、勇介と杉村女史のただれた交際のあたりまで進んでいて、
これに惹かれた私はかなりおマセさんだったのかもしれませんね。
この漫画はテレビでは桂木文主演でドラマ化され、「NG」という言葉を世に出したことで有名ですが、なんといっても相米監督が鮮烈なデビューを果たした映画版のことを語らなくてはいけないでしょう。
とにかくこの映画で印象的なのは、後に相米監督の代名詞ともなるワンシーンワンカットが非常に効果的に使用されているという点です。住宅街の坂道で自転車を爆走させるシーンの躍動感。
薬師丸ひろ子が自宅の鏡台でルージュを塗るシーンのエロチシズム。学園祭のシーンでもぐらたたきをしていて、はじめは笑っているのに叩かれていくうちに泣いてしまうシーンの異様さなど
は忘れようとしても忘れられないインパクトがありましたね。
監督 相米慎二
主演 薬師丸ひろ子 鶴見慎吾 石原真理子
原作 柳沢みきお 1980年公開
この漫画をはじめて目にしたのは私が小学3年生の頃、1980年でした。当時少年マガジンでは「凄ノ王伝説」「微笑みによろしく」「おれは鉄平」「釣りキチ三平」などが連載中でしたが私の目を捉えたのは、このアンニュイな恋愛群像でした。しかも
当時連載はすでに田代勇介と山葉圭のドキドキラブストーリーを
離れ、勇介と杉村女史のただれた交際のあたりまで進んでいて、
これに惹かれた私はかなりおマセさんだったのかもしれませんね。
この漫画はテレビでは桂木文主演でドラマ化され、「NG」という言葉を世に出したことで有名ですが、なんといっても相米監督が鮮烈なデビューを果たした映画版のことを語らなくてはいけないでしょう。
とにかくこの映画で印象的なのは、後に相米監督の代名詞ともなるワンシーンワンカットが非常に効果的に使用されているという点です。住宅街の坂道で自転車を爆走させるシーンの躍動感。
薬師丸ひろ子が自宅の鏡台でルージュを塗るシーンのエロチシズム。学園祭のシーンでもぐらたたきをしていて、はじめは笑っているのに叩かれていくうちに泣いてしまうシーンの異様さなど
は忘れようとしても忘れられないインパクトがありましたね。
監督 相米慎二
主演 薬師丸ひろ子 鶴見慎吾 石原真理子
原作 柳沢みきお 1980年公開
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(全部は見てないけど)相米監督の最高傑作だと思います。