疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

翔んだカップル

2006年01月13日 05時18分40秒 | 映画・ドラマ
柳沢みきお原作の傑作ラブコメディー「翔んだカップル」
この漫画をはじめて目にしたのは私が小学3年生の頃、1980年でした。当時少年マガジンでは「凄ノ王伝説」「微笑みによろしく」「おれは鉄平」「釣りキチ三平」などが連載中でしたが私の目を捉えたのは、このアンニュイな恋愛群像でした。しかも
当時連載はすでに田代勇介と山葉圭のドキドキラブストーリーを
離れ、勇介と杉村女史のただれた交際のあたりまで進んでいて、
これに惹かれた私はかなりおマセさんだったのかもしれませんね。
 この漫画はテレビでは桂木文主演でドラマ化され、「NG」という言葉を世に出したことで有名ですが、なんといっても相米監督が鮮烈なデビューを果たした映画版のことを語らなくてはいけないでしょう。
 とにかくこの映画で印象的なのは、後に相米監督の代名詞ともなるワンシーンワンカットが非常に効果的に使用されているという点です。住宅街の坂道で自転車を爆走させるシーンの躍動感。
薬師丸ひろ子が自宅の鏡台でルージュを塗るシーンのエロチシズム。学園祭のシーンでもぐらたたきをしていて、はじめは笑っているのに叩かれていくうちに泣いてしまうシーンの異様さなど
は忘れようとしても忘れられないインパクトがありましたね。

 監督 相米慎二
 主演 薬師丸ひろ子 鶴見慎吾 石原真理子
 原作 柳沢みきお   1980年公開

翔んだカップル

ポニーキャニオン

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1 コメント

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Unknown (sugarmountain)
2006-01-21 02:01:36
コミック原作のラヴコメということで軽く見られがちですがルージュのシーン、もぐら叩きのシーンすべておっしゃる通り素晴らしいシーンだと思います。

(全部は見てないけど)相米監督の最高傑作だと思います。

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