疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

大相撲はプロレスの路を歩むのか・・・?

2008年11月03日 12時14分16秒 | スポーツ
大相撲は今、八百長疑惑に揺れています。

しかし、これだけ具体的な証言が色々と出てくるという事は、
内部で星の貸し借りが行われている事は、まあ間違いないのでしょう。

でも、やはりわれわれは、相撲はガチンコだと思ってみてますよね?
で、実際ガチしかしなかったという貴乃花や、大乃国みたいな人だって
いるわけですから。

しかし上位力士達による互助会的なシンジケートが出来て、
結局、利害が複雑に絡んでしまっているのでしょう。

そこで思い出すのは、プロレスの事です。

プロレスの発祥は、19世紀後半。
イギリスのランカスター地方で行われていた
アマチュアレスリングに関節技を取り入れた
「キャッチ・アス・キャッチ・キャン」という競技
(ランカスターの方言で「やれるものならやってみな」)が
お祭りの際などに人前で行われるようになったのが、最初なのです。

その頃は本当にガチンコで、
後にセントルイスで
インターナショナル王者 ジョージ・ハンケンシュミットと
アメリカン王者 フランク・ゴッチの間で、
初代NWA王者をかけて試合が行われた際には、2時間半やっても決着がつかず
リマッチを経た後に 
フランクゴッチが勝ったという記録が残っているほどです。

その後、全米の興行主達が、カルテルを組みNWA(全米レスリング連合)は
統一王者を認定して、各地で持ちまわり興行を重ねる事になります。

そのうちに、王者の権威を保ち、興行の事情をかんがみて、NWA選手権の
契約書の中に「タイトルの移動のお値段・地元のレスラーがまける場合のお値段」
が盛り込まれていき、プロレスはガチンコではなくなるのです。

とはいえ、鉄人ルーテーズなどは、本当にガチンコでも相当強かったので、
カルテル破りを仕掛けてくる荒くれ者達(カールゴッチもその一人だったそうです)を、力でねじ伏せて長期王座を維持していたのです。

が、今では、その「興行主の一存で勝ち負けが決まる」というのがプロレスに
なってしまい、現在のアメリカの一大団体であるWWEでは既に
「われわれはスポーツ団体ではない。アクション劇を提示しているのだ」という
所まで来ています。

ここまで来るのにプロレスは100年かかり、未だそこから抜け出せない
日本のプロレス団体は、火の車です。

大相撲はこの路を通るのでしょうか?




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1 コメント

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イチピカ (喜久鮨)
2008-11-08 14:34:17
所詮どちらも、エンターテイメント的な所有るでしょうね?相撲は、引退まで大変でしょう。大金用意して親方株買わないと角界には残れないといった、風潮あるし。元若花田のお兄ちゃんがめだつ所相撲界から離れて、食えてるでしょう。力道山がその道作ってしまったからある意味タマタマでしょう。ガチンコで見せてくれてるてんではプロレスのプロモーション勝ちだね!相撲界は、政治的背景見え隠れして、オモローではない。
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