其処ハカとない日報

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2023ノスタルジック2デイズ③

2023-03-12 17:25:44 | 旧車、旧車イベント

前回ネタからのさらに続き、
2デイズリポートその③編、
すでに3月になってますが
気にせずお届けするリンキチです。

今回は1950年代の小型車の
特別展示がありました。
その特集的な感じでいきます。


初っ端から圧倒的な存在感の
フジキャビン1956年式。
前2輪、後1輪のレイアウトの
2人乗りの小型車。

戦後の物資の少ない時代に
生産できる安価な乗用車と
して開発され、日本で初めて
FRPモノコックボディを採用。
ヘッドランプが1個なのも
部品点数を少なくすると
いった意味があったそう。


独特なボディデザインですが
当時のFRP生産技術がまだ
未熟だったので量産体制に
入れなかったようです。


2人乗りの車内。運転席よりも
助手席が少し後退しているのは
せまい車内ながら居住性確保を
する為と工夫がみられるものの、
換気が悪かったので夏は暑く、
冬寒いという欠点が。


リアのエンジンハッチ内に
空冷2サイクル単気筒125cc
エンジンを搭載。ボディは
FRPで軽かったけどパワー
不足は否めなかったようで。

結局、生産性や商品性に問題が
多かったのでフジキャビンは、
1956年~1957年で僅か85台の
製造で中止となった不遇の車。


次はピカピカのボディのこちら
1952年式オートサンダルFN型
ロードスター・ロリーという
2人乗りの軽4輪自動車。

ワイパーは手動式、方向指示器は
アポロウインカーという時代。


丸っこいデザインが可愛らしい。
そんなボディは職人による手造り。


ピカピカのボディだった割に
室内ダッシュパネルは年式
相応?


RRレイアウト。搭載される
エンジンは排気量349ccで
3速マニュアル車。


そしてお次も愛嬌のある顔つき
1951年式オートサンダルFS型。
こちらは貴重なプロトタイプで
現存するのはこの1台しかない
らしい。


ボディは職人による手造り。
運転席側ドア後方にエンジン
始動用のキックが付いてます。
コンパクト感も手伝って昔の
遊園地の乗り物みたい。


2人乗りの簡素な室内。昔の
遊園地の乗り物のような
インパネ周り。


エンジンは排気量348cc、ですが
こちらは無段変速機構。いわゆる
AT車、プーリーが見えてます。
最高速度15km以下の小型特殊
車両のナンバ-が付いてるのが
それらしい。


最後はオオタVF型ライトバン
1953年式。オオタの現存車両は
極めて少なくライトバンに
関してはこの1台のみとか。


味わいのあるサイドビュー。
特に前後のフェンダーの造形
がいいね。そしてお名前入り
もいいね。


全体的に丸っこいデザインは
この時代の特徴でしょうか、
既出の3台も同様な感じ。
またこの時代の尾灯はこの手の
1灯タイプが定番?な感じが
します。

と今回はこのへんで。
そしてさらにしつこくもうひと
ネタほど2デイズリポートで
引っ張りますか。

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