*りこぴんのラブフラワーズ

我が家の庭の四季折々の花
趣味のこと日々の出来事
などを記録していきます

胡同の三輪車と京劇

2016-10-28 | 中国旅行(北京・上海)



===10月13日===

今日は二人の孫娘たちも一緒にお出かけです。



お揃いのバッグ 女の子ってこういう仕草がかわいいね(ばばバカ!)


三輪車での胡同めぐり

胡同(フートン)とは 北京の旧城内を中心に点在する細い路地のこと

胡同は元・明・清の三代の王朝に築かれ
再開発が始まる前の北京は大体がこうした胡同で形成されていたそうです。

古き良き時代の北京の姿を観に
美しい景観が広がる什刹海周辺胡同を三輪車(人力車)で巡ります。





出発点にずらりと並ぶ人力三輪車

こんなに~?ってくらい凄い数に 







最後尾まで仕事あるのかな?って余計な心配もしましたが
のんきにたばこをふかしたり寝てる人もいるので
余裕でお客さんが集まるのかも?
 
どうやら私たちが一番乗りのようです。





それぞれ、2人ずつ乗り記念撮影~ 
普通の自転車に乗った日本語ガイドさんが一緒についてきます。


さァ~ 出発!







この辺りは現在北京市が「文化歴史街区」に指定したエリア






什刹海(前海、後海、西海からなる3つの湖の総称)という湖を囲んで






飲食店、カフェやバー、中国のレトロな小物を集めたショップなどが立ち並んだ観光地になっています。
映画のロケ地みたいな雰囲気




郵便ボストのこの坊やのオブジェがいいでしょ!



胡同も地域によって住民層が異なっているようですが


大和田伸也似の日本語ガイドさん


私達が観た北官房胡同の辺りはは比較的裕福な人たちの住んでいる胡同が連なっているようです。
高い塀や門で中の方は全然見えませが


オプションの一つとしてお宅訪問もありました。
ここは普通クラスのお宅

 

中庭を囲んだ各部屋を見せてくれます。

 

キッチン、リビングなども 日本と変わらない感じかしらね?


こういうツアーには必ずショップに立ち寄る設定があるようで
このお宅は切り絵作家のお宅でショップもやっておりましたが切り絵はパス(笑)

胡同は多いときには旧市内の3分の1の面積を占め
人口の約半分が住んでいたそうです。


約2時間ほどの胡同巡りを終え


今日のランチへ
世界の10大レストランに選ばれたというあの台湾料理のディンタイフォン【鼎泰豐】で

勿論 台湾料理といえば小籠包



この蟹みそのマーボー豆腐の味が忘れられません。



この鼎泰豐というお店は日本にもあるので今度行ってみようと思います。



この後は大山子798芸術区



文化大革命期1960年後半、国営電子部品工場跡地を利用して造られたアートエリア。
工場跡や倉庫跡に100以上のギャラリーがあるそうです。
前衛的モダンアートの活躍の場のようですね。


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そして北京最後の夜は中国伝統芸能・京劇鑑賞です。




ここ梨園劇場は観客は殆んどが外国人でしたが
私達は一番前の座席でお茶とお菓子付きの席でした。


 

開演30分前

役者の一人が壇上で化粧や衣装をまとう過程を見せてくれたのが
良かったです。


 










京劇の起源は清代、乾隆帝の80歳を祝う為に安徽省の地方劇の4つの劇団が北京に進出し
大人気を博して定着した1790年とされています。




三盆口(さんちゃこ)




ある夜 二人の好漢が
思い違いで いさかいをした話で
暗い所での演技が面白い


日本の伝統文化・歌舞伎にも通じるところがありますが
京劇の舞台にはリアルな舞台装置が殆んどありません。
京劇は物事の本質や人物の心情を表現することに重きを置くからだそうです。





【天女散花(てんにょさんげ)】



凄い目力だ~!  

天女がお釈迦様の命令で空からたくさんの花を雨のように降らせる歌と踊り~♪
この人、男性?女性かな? と思いましたが

以前は中国でも女性が舞台に上がることは禁じられており全て男性が演じていたそうです。
中華民国期になると女優が出現し中華人民共和国建国以降女性役は女優が演じるようになり
いわゆる「女形」は少なくなったそうです。

ということでやっぱり女性のようです。





舞台に向かって右袖幕の内側での生演奏にも注目

伝統的な中国民族楽器を力強く演奏する方々も
意外にも若い女性が殆どでした。



最後は【覇王別姫(はおうべっき)】



四面楚歌となり最期を悟った項羽が   
虞姫と別れの盃を交わすシーン




虞姫は虞美人のことで
中国四大美女の(「西施」「虞美人」「王昭君」「楊貴妃」)の一人として
今日にも語り継がれている相当の美女だったようです。

言葉は解らなくとも
華やかな衣装や演技を観るだけでもこういう演劇は楽しめるものなんですね。



娘・MKちゃんへ
初日は万里の長城から始まって最後は京劇鑑賞
なかなか良いスケジュールでしたね。 
とても有意義な4日間をありがとう~!


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北京2日目も見る


故宮博物院と王府井

2016-10-24 | 中国旅行(北京・上海)


中国旅行12日、13日の2日間は娘の案内で北京市内観光です。

セキュリティーが厳しい
移動は地下鉄やタクシーでしたが
地下鉄を乗る際は改札口の横の✖線検査で手荷物チェックを必ずうけなくてはなりません。
それとこれから見学する故宮博物院も手荷物はすべて預け、小さなポーチもダメ
スマホはOKで写真撮りはできました。


==10月12日==



天安門の正面に広がる総面積44万㎡と世界最大の【天安門広場】

面積も広いけど、人の数と車の数もすご~い
この日は未だ空いている方なんですって!



【天安門】明清時代の紫禁城を中心とした皇居の正門
毛沢東の写真、中国と云うと万里の長城とここが浮かぶわね。


ラストエンペラーの世界

【故宮博物院】
明清朝の旧王宮で明清24代の皇帝が1420~1911年まで生活し政務を行なった紫禁城

最後の皇帝・愛新覚羅溥儀は退位し正式に清朝が滅亡した1924年までここ紫禁城に住み続けていたそうです。
紫禁城が故宮博物院と名前を変えたのは溥儀が紫禁城を退去した翌年の1925年~
「いにしえの宮殿」という意味を込めて命名されたそうです。


正面は太和殿

最後の皇帝溥儀の即位の儀式のシーンはここでした。


その後中国は第二次世界大戦を経て国共内戦が激化し
1949年形勢が不利になってきた中華民国政府が故宮博物院から2972箱に及ぶ所蔵品を台湾・台北市の國立故宮博物院へ送り込み
今の紫禁城は外枠だけ
中を彩っていた財宝の多くが海を渡ってしまったんです。



玉座 ここが一番のスポットかな?

「ラスト・エンペラー」を見た人はここのラストシーンに見覚えがあるでしょ?
老いた溥儀がこの玉座の後ろからコオロギの入った筒を取り出すシーンです。

ここでは観光客が押し合い競り合いの写真撮りで
私も頑張って斜めから撮影成功(笑)

面積は約72万平方メートル、東京ドーム約15個分に相当する広大な宮殿
とにかく広くて写真も載せきれません。



龍の造形菊もお見事!

世界中から観光客が集まりものすごい人混みに圧倒されましたが

行く前に予備 知識としてラストエンペラーの映画を見ておいたので
より身近に楽しめました。


その後



マーちゃんを迎えに幼稚園へ行き 王府井(北京一の目抜き通りへ)





ここは包子(パオズ)の有名店=狗不理 さすがにジューシーで美味しい肉まん

狗不理って犬も食わないって意味の店名が面白いでしょ?



さて、ここからちょっとゲテモノ系苦手な人にはごめんなさい!


歩行者天国エリアにある王府王小吃街へ
屋台の面白い食べ物見たさに立ち寄る

肉や魚介類の串焼き中心ですが

 
サソリですよ!                     昆虫のサナギ(セミかな?)

こんなのが並んでいたのには
珍味だそうです。


 
ポテトチップスみたいな物                  春巻きかな?

サソリの串刺しを見ると他の物も全部気持ち悪く見えちゃう。

こんな混雑の中で長い串を持ってる人がゾロゾロってのも怖い!


  
おっ~っと!この肉団子スープの名は撤尿牛丸って
どういう意味?

何とも食欲をそそらない名の食べ物だ~!



そして、北京のいたるところで見かけた コレ↓


北京の名物菓子 糖葫芦(タンフールー )リンゴ飴みたいなものでしょうね?

マーちゃんがすごく食べたがっていたっけ~!  




さ~てと!美味しい夕飯が待っていますよ~♪


会社帰りのお婿さんと合流して

雲南料理を食べに(雲南料理は中国のエスニック料理 )


このビルの2階の


ここ↓






雲南料理って日本でもなかなか食べられない中国料理
四川料理系の漢族の料理と、ペー族、タイ族、イ族、ナシ族等の少数民族料理です。

とんがらしをいっぱい使う料理が特徴ですが



中でも煮込み汽鍋鶏(チーグオジー)と呼ばれるスープ料理が私は気に入りました。






華麗な王宮文化に食文化巡り
2日目もなかなか面白い北京街歩きでした。


(次回は三輪車で胡同巡りや京劇鑑賞です)


北京一日目を見る


万里の長城

2016-10-20 | 中国旅行(北京・上海)


すっかりご無沙汰しておりましたが
主人と中国(北京、上海)へ10月10日~18日まで出かけていました。

中国は去年の娘の産後ヘルプに次ぎ私は2度目

今回は北京在住の娘の家4泊と上海4泊の観光旅行です。
羽田~北京まで行は約4時間程 時差は日本より1時間遅れ

 
北京空港にて、8ヶ月振りの孫娘マーちゃん! 
こんな風に出迎えてくれるとバアバ感激で泣けちゃうな~♪
空港から娘家族のマンションまではタクシーで約1時間程
玄関ドアにもマーちゃんの張り紙が「ここわ」と「いへ}が間違ってるけど未だ5歳だからね(笑)


2人目の1歳2か月のサーちゃん
私たちに驚いて泣かれちゃったけど 直ぐ笑顔になりました。
歩くのも達者になって子供の成長って早いですね。


==北京10月11日==

さて、翌日から早速北京観光です。
先ずは中国と云えば世界遺産・万里の長城ですよね。
6時起きの7時出発、主人と私と娘の3人で(マーちゃんは幼稚園、サーちゃんはベビーシッターに預けて)
娘の知り合いの陳さん(タクシーガイド)の案内で慕田峪(ぼでんよく)という長城へと向かいます。

 

良く晴れ渡って長城行き日よりだね~♪
タクシーの窓から見える樹木の白塗りのが妙に気になる私(虫よけと車のライトに反射する外灯効果なんですって)
北京は雨が殆ど降らないのでこの石灰の白塗りも消えないそうです。


慕田峪長城入口

おォ~見える、見える!
すご~い、雄大な眺めだわ。



ここは有名な八達領長城より混雑していなくて北京より一番近い長城でもあり
女性や子供や高齢者でも達成感を十分に味わえる長城だそうで
長城のの穴場




シャトルバス~ケーブルカーで14楼の入り口まで






長さは約21196.18キロメートル、現存する工壁の延長は6,259.6km
ず~っと向こうの山の頂上にも城壁が(多分未修復の城壁だと思います)その長大さには驚きました。
想像以上です!




さて、ここでちょっと勉強、万里の長城が造られた訳?
万里の長城が造られ始めたのは春秋戦国時代
北方民族の侵攻を食い止めるためだそうです。
北方民族は大変強力でこの頃の長城以南の人々の戦闘形態はというと
一番強力なのが戦車次が歩兵でした。
戦車は3人乗りが基本馬に引かせた台の上に人が三人乗るのです。
ひとりは御者、ひとりは弓を引く人、もうひとりが槍のような長い武器を持っている人です。
これに対し北方民族は騎馬で馬上から武器を使いました。
騎馬と戦車では機動力に大きな差があり、戦うとなれば戦車が劣勢になるのはいうまでもありません。
ですから、戦う 前に北方民族を防ぐ必要があったのです。
はじめに造られたのはいち早く北方民族の動きを伝えるためののろし台でした。その後それを城壁で繋いでいきました。
それがもっとも初期の長城となったとのことです。 ≪JTB CHINA > 中国世界遺産 > 世界文化遺産・万里の長城から≫




山々の頂きをたどるように伸びるその姿を龍にも例えられているそうです。









大体の所まで上りました。
何しろ未だ観光が始まったばかりなので無理して足腰を痛めたら大変(笑)




城壁の間の建物は敵楼と呼ばれ
敵を監視したり兵士の住居だそうです。




万里の長城を修築した国家は20以上にも及び中でも有名なのは秦と明による修築
各国を統一し春秋戦国時代に終わりを告げたのは秦の始皇帝
彼は春秋戦国時代に各国が造り上げた長城をおよそ100万人の人員の投入で修築
その数は人口の約1/20に当たるそうです。

圧倒的な労力だな~!
そんなことを思いながら  ました。



石畳の通路の上り下りでちょっとお疲れぎみの主人

おっと!横の箒を持ったお掃除中のオジサン
この長~い城壁をいったいどの辺りまでお掃除するんだろう?って変なことが気なる私です(';')



360度 絶景です。

慕田峪(ぼでんよく)長城
八達嶺長城より少々規模が小さいですが
コンパクトにまとまっていて観光客があまりいないってのが良いでしょ!
ゴミも殆どなくキレイな長城でしたが数年前のサミットで整備されたそうです。
長城観光約6時間のタクシーツアーでした。


先ず一日目の万里の長城でこんなにのんびりと過ごせたなんて娘に感謝です。


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市内に戻りランチへ


北京で老舗の老北京炸醤面店

すごく活気の良い賑やかなお店です。
目印はお店の前の等身大の人形と籠に入った九官鳥
名物のジャージャー麺(炸醤面)は日本と違ってタレが別の小皿で付いています。
麺はちょっとふやけた感じの太麺、タレをかけてかき混ぜるて食べるのですが
味が濃くて量が多いので私は半分しか食べれませんでした。



この黄色のウイロウのようなくず餅みたいな触感の食べ物は
清朝の西太后がこよなく愛したデザートで三不粘(サンプツァン)


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夕飯は娘のマンションの近場の【夏宮 ・中国大飯店 チャイナワールドホテル内2階】で
そうそう、中国では大飯店はホテルのことなんですって、知らなかったわ。

北京ダックをメインに





その他色々 初日からごちそう三昧で幸せいっぱいになりました。

この日からず~っと中華料理三昧でしたが毎日食べても飽きない程中華料理好きになりました。





ホテルのロビーでは美しい女性の生演奏(私たちを見て即日本の曲を演奏してくれました)


~♪~♪~♪~   ~♪


秋バラと宿根草

2016-10-06 | バラ



いよいよ秋バラシーズンに入りました。
今年は悪天候で日照不足が続き思ったより期待はでき無い感じがします。

皆さんのバラはいかがでしょうか?

例年はフランシスデュブリュイが一番乗りですが
今年はこのバラから


ローズ・ポンパドゥール CL(デルバール) 10月3日

ポンパドゥールピンクという色の名があるようで
ロココ時代の伯爵夫人が好んだポンパドゥールピンクから名付けられたそうです。




夏バラはステムも短く花びらも少ないので上を向いて咲きますが
今は花弁がギュギュ~っと詰まったロゼット咲きで大輪
色も冴えてしっかりした咲き方です。

これは秋バラの雰囲気ですね~♪



キャラメルアンティーク HT(コルデス)  10月3日
去年あたりから不調で鉢に植え替え養生しました。

ハニーイエローからアプリコット色に濃淡のニュアンス色が魅力



10月5日

こいう切り花用品種って育てるのが難しくて
集めたニュアンス色のバラは殆ど枯らせてしまいました。
これも3年目ぐらいまでの勢いがすっかりなくなっています。




そして、こちら



パットオースチン ER

9月から絶えずぽつりぽつりと咲いてしまって
未だ秋バラの雰囲気では無さそう?

そうそうバラの夏剪定ですが
暑い時期、特に夜の温度(人が寝苦しい時期)に剪定してしまうと
よい花が咲かないそうです。
今年は9月に入っても熱帯夜が続いていましたね。

 

10月7日 ヘリテージ ER と フランシスデュブリュイ ORも 開花
花が小っちゃめです。


この湿度 他のあらゆる花にも影響しているようです。

ダリアも
この銅葉ダリアだけが何とか生き延びている感じ


黄色いのはミッドナイトムーン

高温多湿で風通しが悪いとこんな風に葉に灰色カビ病が発生するんですよ
銅葉に白っぽいカビが目立つでしょ!

株は常にきれいにしておくことが大切なんだそうで
夏場ちょっとほったらかしすぎでした。

切り戻しもせずにいたのでやはり徒長気味でまとまりが悪く
支柱を何本も立てています。



でも明るい花色をブロンズ色の葉が引立てて
銅葉ダリアって花と葉色の対比がとってもステキなダリアですね。



白は銅葉では無い トワイニングアフターナイト




~~~♪


いつの間にか


紫苑=シオンが咲き 





アオバナホトトギスも





そして、セージも咲いています。


nonちゃん印のアメジストセージ


以前紫を育てたことがありますが
この白とピンクの色合いは軽やかでいいわ!


以下 追記7日(花の名をしっかり覚えなくては)

 

アンゲロニアと 右はアズレアだったかピナフォアどっちだ?

 

木立のクレマチス(富士のクサボタン)と ペラルコニューム(ラベンダーラス)
初咲きクサボタンはジャスミンに似た香がするんだわ~♪


今日は30度もある真夏日でしたが意外に湿度も無くすっきり過ごせました。

どうやらあす7日から 徐々に涼しい空気に入れ替わり
10日以降はグンと秋も深まるとか?
 
お互い風邪ひかぬよう気をつけましょうね。