りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

コンサート。

2012-02-22 | Weblog
昨夜、YOU TUBEで氷室京介のコンサートを見た。

昨年6月に東京ドームで開催された、震災チャリティーのライブだ。
全曲ボウイ時代の楽曲のみで構成され、瞬く間にチケットがソールドアウトしたライブ。

実はこのコンサート、友人から“一緒に行かないか?”と誘われていた。
ボクも友人も10代の頃にボウイを聴いて過ごしたリアル世代。たしかに行くだけの価値が
あると思ったけど、さすがに東京まで行くことに躊躇してしまい、“ちょっと遠いなぁ、
せめて大阪くらいなら・・・”と言って、丁重に断った。(ちなみにその友人も行かなかったらしい)

でもその後、6月に原宿で個展が開かれることになって、結局同じ頃に上京してしまった(笑)

東京にいてもチケットがないのでコンサートには行かなかったけれど、昨夜YOU TUBEを
見ながら、“あぁ、やっぱり行けばよかったかなぁ”と、今ごろになって少し後悔している
自分がいた。

生まれて初めて行ったコンサートは、15才の時、佐野元春のライブだった。

それ以来、数え切れないほどコンサートに行った。
広島で暮らしていた20才前後の頃は、勤めていた会社と暮らしていたアパートのちょうど
中間に広島厚生年金会館があったり、アパートから徒歩圏内にメルパルクホール広島といった
広島のコンサートのメッカのような施設があったから、それこそ散歩のついでにコンサートに
行くことがよくあった。というより、それが普通だった。
それを思えば、今の自分のように、コンサートに行くとなると、昼頃に家を出て、クルマで
高速を走って・・・という、まるで小旅行のようにコンサートへ行っていることがバカバカ
しくなってくる(笑)

今までに行ったコンサートで最も印象深かったのは、山下達郎かな。

山下達郎のコンサートは、今まで2回行ったことがあるけど、そのステージは彼のレコード
同様、もしくはそれ以上に、おそろしいほどにクオリティが高かった。
コンサートに行って気分が高揚したり気持ちが軽くなることは多々あるけど、コンサートに
行って、レベルは違えど、紛いなりにも同じ“ものづくり”を生業としている人間として、その
スタンスや生き方を考えさせられたライブは、後にも先にも山下達郎のコンサートだけだ。

さきほど、コンサートで気分が高揚・・・云々と書いたけど、それとは逆に、思わず涙腺が
緩んでしまうようなコンサートもあった。

とっさに思い浮かんだのが、昨年5月に行った浜田省吾のコンサート。
代表曲「J.BOY」を演奏した時、歌詞もメロディも1986年発表当時とまったく変えていないのに、
コンサートの2ヶ月前に起こった東日本大震災と、その後のこの国のあまりにもぶざまな迷走ぶり
を想起してしまい、手拍子をしながらも目頭が熱くなっていった。
周囲を見回すと、同じような感情になっていたのか、しきりに指を目に持っていく男性や、中には
両手で顔を覆って号泣している女性がもいた。

今年は、コンサートに行く予定はない。

まぁ、先のことは分からないし、一度はコンサートへ行ってみたいミュージシャンは、
まだまだゴロゴロいるので、これから突発的に行くようなことがあるかも知れない。

またその時は、このブログでも報告させてもらいます。
コメント
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