りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

祝・ドラマ化。

2014-11-26 | Weblog
ネットのニュースを見て、思わず「おっ」と小さな驚きの声をあげてしまった。

30代に貪るように読んだ重松清。
その一連の作品の中で、この小説は、ワタシが最も好きな作品かもしれない。

以前、舞台化はされたらしいが、いつかきっと映像化もされるだろうかと心待ちにしていた。
しかし、その場合はてっきり映画だと思い込んでいたので、まさかテレビドラマになるとは思わなかった。

キャスティングが、絶妙。
父親役が、香川照之。
ワゴンを運転する橋本さんには、吉岡秀隆。
ワタシも大好きな俳優たちだ。

この小説をワタシが読んだのは、自分の家庭を持って数年が過ぎて、その環境に自身が慣れ始めた頃。

父親とは?
息子とは?
夫婦とは?
子供とは?
そして、家族とは?

・・・そういったことを否応にも考えさせられた。
そういう題材の作品を読むべき時期に読めたことを、今でも幸運に思っている。

最近ははあまりドラマは見なくなったけど、来年はこのドラマだけは見ようかな。

●西島秀俊主演! 直木賞作家・重松清ベストセラー小説「流星ワゴン」ドラマ化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141126-00000000-cine-movi
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計画性のない付け焼き刃。

2014-11-24 | Weblog
連休最終日。

思いつきで、釣りに来ました。
出発前に道具を準備していたら、リールが破損していることが発覚 (ー ー;)
釣り具屋で虫と一緒にとりあえず一番チープなリールを購入。
その足ですぐさま海へ来て竿を投げたら、一投目で新リールの一部が壊れやがった・・・(-。-+

やっぱり、計画性のない付け焼き刃はやめときなさい・・・ということか。

まぁ、とりあえずリールの機能は保たれてるから、しばらくここで竿を投げてみるか。

今、左手で竿を持ったまま右手のスマホでブログを更新してるのだけど(笑)、左手に全く手ごたえは感じられず(ー ー;)

今日も写真のように、海と空と島を区切る長い竿を見つめるだけで終わりそうな予感 (^^;;
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解散(再結成前提)。

2014-11-21 | Weblog
キャロル、BOØWY、チェッカーズ。

ネットや週刊誌で“もう一度再結成してほしいバンド”といったアンケートが行われれば、これらのバンドは必ず上位にランクインしている。
今までも再結成ブームの波が何度かあったが、一度もその波に乗らなかったし、現実味を帯びたウワサが流れたこともあったが、結局ウワサはウワサのまま消えてしまった。
裏を返せば、再結成して欲しいバンドとは、諸事情で再結成が限りなく難しいバンドなのかも知れない。

閑話休題。

衆議院が解散した。
2年ぶりの総選挙。
年齢を重ねるごとに時間の流れは早くなっているから、2年前なんて、ホントについ半年前くらいの出来事のように感じる。

2年前の解散は、党首討論時に安倍自民党総裁(当時)へ放った野田前首相の解散宣言が妙に印象に残っている。
半ば逆ギレのような口調だったが、悲壮感の裏側に、その善し悪しは別として、妙な潔さをワタシは感じた。

“たぶんこの人は、選挙後にはもうこの場所には立てないことを覚悟してるんだなぁ”

・・・そんなことを感じたのかもしれない。
例えが適当ではないかもしれないが、その時の野田前首相の口調と表情は、1987年12月24日の渋谷公会堂で、アンコールの前にステージ上で解散宣言をしたBOØWYの氷室京介に相通じるものがあったような気がする。

で、今回の衆議院解散。

上述したような悲壮感はもとより、潔さも、安倍首相からは感じられない。
まぁ、それは国民の大半がそうだと思うが。

“解散したけど、また再結成しました・・・メンバーは多少違うけど”

・・・選挙後の安倍首相をバンド的に代弁すれば、おそらくこんな感じになるのではないだろうか。

まるで再結成前提のような解散。
再結成は嬉しいが、ありがたみのようなものは感じられない。

間違っても、キャロルやBOØWYではないな。

甲斐バンドやかぐや姫みたいだ(笑)
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不器用ですから。

2014-11-18 | Weblog
訃報を知ったのは、今日の夕方だった。

ワタシはそれほど、この人の映画を見てはいない。
今、思い返しても、自分でレンタルして見た映画は、「八甲田山」と「幸福の黄色いハンカチ」くらいだ。

見たい映画は他にも山ほどあったのに、なぜかレンタルをしなかったし、テレビで放映されていても見ようとしなかった。

なぜだろう。
間違っても、嫌いではなかったのに。

ワタシが生まれた頃、この人はすでに日本を代表する大スターだった。

だからかも、しれない。

すでに評価が決まったものに対して生まれる子供じみた反抗心が、この人の映画を見ることを無駄に邪魔をしていたのかもしれない。

我ながら、不器用な人間だと思う・・・この人とは、レベルは違い過ぎるけど。

今からでも遅くはないだろう。

実はずっと見たかった若い頃の任侠映画、そして、人間味あふれる晩年の映画も、これから少しずつレンタルして見てみようと思う。

⚫︎映画出演205本、生き様貫く…高倉健さん死去
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141118-00050116-yom-ent
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初産。

2014-11-16 | Weblog
今朝、母から電話があった。

従姉妹が、無事に男の子を出産したという知らせだった。
従姉妹は、ワタシの2歳年下。
つまり、今年で43歳。しかも、初産だった。

彼女が懐妊したという話を従姉妹の家からワタシや母が聞いたのは、つい一ヶ月ほど前のことだった。
最初に知った時は“水くさいなぁ、なんでもっと早くに教えてくれなかったんだよ・・・”と思ったが、
すぐに、たぶん臨月になるまでは慎重に慎重に・・・と期したのだろう、と察した。
そりゃ、そうだ。
もしもワタシが彼女の立場だったら、当然同じようにしただろう。

あまり強調するつもりはないけれど、それでも43歳での初産は、喜びが大きい一方で、周囲はもちろん、
彼女自身も不安があっただろう。
今の時代、初産の平均年齢は上昇傾向にあるらしいが、それと比例して、別に人間の体力も向上している
わけではないのだから。

彼女も旦那さんも本当にしっかり者だから、先々の人生設計も考えただろうと思う。
先輩面してエラそうなこと言えば、人の親になるということは、それまでの人生とは、もう本当に
まったく違うバージョンアップした人生になってしまうのだから。
20代でそれを迎えるのと、40代でそれを迎えるのでは、同じ出来事でも大きさが違うような気がする。
大変なことも多いだろうけど、嬉しいことも、もしかしたら年代が違えば変わってくるのかもしれない。

まぁ、何はともあれ、電話で聞いた限り、五体満足で、母子ともに健康のようなので、幼少の頃からずっと兄貴的な
存在だった(と自分では思っている)ワタシも安心した。

世間は、そろそろ師走モード。
公私に限らずせわしい空気が日毎に増しはじめている中で、ワタシにとっては、そんな煩わしい日常を
一瞬、忘れさせてくれる出来事のような気がした。

今年中には、会えるかな?
・・・いや、すでに年末まで予定が埋まりつつあるから、無理か。
まぁ、楽しみは、ちょっとだけ先に取っておきますか(笑)
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杏露酒。

2014-11-11 | Weblog
先日、冷蔵庫を開いたら、このお酒が入っていた。

杏露酒。

妻が近所のスーパーで買って来たらしい。
このお酒が我が家に来たのは、本当に久しぶりのことだ。
15年ぶりくらいだろうか。
その頃、ワタシはこのお酒を愛飲していた。
結婚して2年目くらいで、娘が生まれて間もない頃だった。

乳飲み子の頃の娘は、夜泣きがひどくて、妻は毎晩泣き叫ぶ娘を朝まで抱いて過ごした。
親になった人なら誰でもそうだと思うが、最初の子供はとにかく育て方が分からない。
今ならば、夜泣きが続くことは赤ちゃんの頃なら当たり前だと分かっている。
しかし当時は、自分たちの育て方はどこか間違っているのではないか?と疑心暗鬼にかられる毎日だった。
次第にワタシは仕事が終わっても家に帰るのが億劫になり、妻は夕方になると言葉にできないような不安に襲われるようになった。
たぶん当時のワタシ達は、ちょっとだけ育児ノイローゼになっていたのかもしれない。

娘が生まれて以来、そんな毎日が続いていたのだけど、それでもごくたまに、娘がまったく夜泣きをせずに、すんなりと眠ってくれる夜が訪れることがあった。
そんな夜は、娘が眠る居間の隣のキッチンの食卓に座って、妻と他愛もない話をしていた。
明かりを灯けると娘が起きてしまうかもしれないので、シンクの上の小さな照明だけを灯し、声もギリギリ聴き取れるほどのボソボソ声。
端から見れば、まるで夜逃げの計画をしている夫婦のように見えたかもしれない(笑)

そんな状況の中で、ワタシと妻は、娘のことやその日にあった出来事をお互い話していたのだけど、その時、決まってワタシと妻が飲んでいたのが、この杏露酒だった。

夕食の後、コップに氷を入れて、水で割って、ひと口含んだ。
アルコールとは思えない、甘くて柔らかな味が口の中に広がった。
あの薄暗い食卓で、誰にも聴き取れないような小声で、いったいどんな話をワタシと妻がしていたのか、今ではもうまったく思い出せないけど、当時のワタシは自身が
“父親”になったことを戸惑いながも懸命に受け入れようとしていた。
だからといって、15年後の今のワタシが、“父親”というものをしっかりと受け入れているのかと尋ねられたら、頭を掻きながら首を傾げてしまいそうになるが・・・。

考えてみれば、娘はあと5年で成人する。

いつかワタシも、娘と一緒にお酒を酌み交わす時が来るのだろうか。
もしそういう日が訪れたら、ワタシと娘はどんなお酒を飲むのだろう。
娘が生まれた年のワインなんかを買って飲むとか、そんな似合わねことを考えないこともない。
でも、たぶんワタシ達親子には、そんな洒落たワインよりも、娘の人生がはじまり、ワタシの人生が大きく変わったあの頃に愛飲していたこの杏露酒の方が、より似合っているのかもしれない。
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初冬のアサガオ。

2014-11-08 | Weblog
上の写真。

別に、今頃になって夏に撮った写真をUPしたわけではない。
今朝、庭に出てみたら、アサガオが一輪咲いていたのだ。

咲いている場所は、毎夏アサガオの種を植えている辺りだから、たぶん落ちこぼれのような種が今頃になって目覚めたのだろう。

こんなふうに周囲や時機とズレてしまったモノを目にすると、微笑ましく感じると同時に、幾ばくかの物哀しさも感じてしまう。
なぜだろう?
安易な親近感を抱いてしまっているのだろうか(笑)

明日からは、雨。
気温もあまり上がらない様子。
周りの山の紅葉も、一段と進むかも知れない。

このアサガオ、これからどうなるのだろう。
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脱皮。

2014-11-06 | Weblog
上の写真は、ワタシの左手。

分かりにくいけど、先週あたりから指先の薄皮が剥がれはじめている。
こうなるのは初めてではなくて、今から15年ほど前にもなったことがある。
最初は、手袋をはめたように手のひらがゴワゴワしはじめ、まるで自分の手ではないような感覚に覆われる。
そのうち古布が綻ぶように指の先端の薄皮が小さく捲れはじめると、その後はまるで雪崩のように一週間ほどで
一気に手首まで皮が捲れてしまう。
自分で書いてても、ちょっと気味が悪くなったが(笑)、15年前からの数年間は、秋から冬へと変わる時期になると、
毎年そんな状態になっていた。

自身の勝手な推測だけど、これは新陳代謝が要因というよりも、どうもメンタル的な要因のような気がしている。

思い返せば、15年前に毎年脱皮していた頃は、ちょっと精神的にヘビーな状態に陥っていた時期だった記憶がある。
もう過ぎたことなので、今さら多くは語らないけど、とにかくしんどい状態が続いていた。

そういえば、ここ一ヶ月くらい、手の汗の量が尋常ではない。
仕事中も指先がカットされた手袋をしていないと、パソコンのキーボードも触れないような有り様。
ネットで調べたり限り、このような場合は自律神経の不調が原因の場合があるらしい。
・・・ということは、もしかしたら、今のワタシもその頃と同じような状態なのかもしれない・・・と、自分の
手の様相から教えられる始末(笑)

どうせなら、心の中のモヤモヤやイライラも、手の皮と一緒に脱皮してくれればいいのにねぇ。
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またもや、装丁改訂。

2014-11-05 | Weblog
先日に引き続き、もうひと作品、装丁を改訂しました。



「オリオン座の下で」という、散文詩のような作品。
当初の装丁を手がけた時から、どうもオリオン座の表現の仕方に満足していなかった。
少なからず自分自身が納得できる装丁にしたいと常々思っていながらも放置したまま時間が経ってしまった。
今回、神話のオリオンのイラストを描き起こして、実際のオリオン座の写真と組み合わせてみた。

作品を通して訴えている(と自分では思っている)のは、人間の中に存在する儚い弱さと凛とした強さ。
それらを以前の装丁よりはちゃんと表現できたのではないか?と・・・これまた自画自賛の嵐(笑)
静けさと威厳さが同居しているような感じがして、手前みそながら自分では気に入っています。

よろしければ、ご覧ください。

●電子書籍サイトwook 「オリオン座の下で」
http://wook.jp/book/detail.html?id=208583
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装丁改訂。

2014-11-04 | Weblog
電子書籍サイトwookで発表しているワタシが書いた拙作たち。

その中の短編「エミリー」の装丁を改訂しました。


10作ほど発表している作品の中でも、発表以来、支持をいただいている作品。
なので、あまり冒険はせずに、以前の雰囲気を踏襲しつつ、よりシンプルなデザインに。
物語が持つ緩やかでささやかな艶美な空気感を表現できているのでは・・・と自画自賛の嵐(笑)
もしよろしければご覧くださいませ。

●電子書籍サイトwook「エミリー」
http://wook.jp/book/detail.html?id=208181

それにしても、旧作はこんな感じでたまに思い出したようにリニューアルしているけど、新しい作品は久しく上梓していない。
いったい、いつのことになるやら・・・。

まるで、生前の大滝詠一さん状態です(笑)
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