りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

少年の夏。

2014-07-29 | Weblog
先日の日曜日の夕方、実家に帰った。

このブログをよく読んでいただいている方ならご存知かと思うが、ワタシの実家は、同じ町内。
自宅から歩いて30分ほどの場所。
それでも日常は何かしらの用事が必ずあるので、なかなか帰ることができず、今回の帰省(笑)は約1ヶ月ぶり。

用事もなく一人で帰るのもどうかと思ったので、夏休みに入って以来、塾の夏期講習で、ほとんど毎日家と
塾の往復だった娘を連れて帰った。
梅雨明け以来、わが家の周辺も連日猛暑が続いているが、同じ町内でも比較的自然があふれている実家周辺なら、
少しは暑さも和らいでいるのでは?と期待して帰ったのだが、やっぱり、丘ひとつ隔てただけでは何も変わらない。
カモメはカモメ。猛暑は猛暑(笑)

土曜日に行った岡山のこと、娘の塾のこと、わが家のテレビが壊れたこと、親父の弱くなった足腰のこと、今年お袋が迎える古希のこと・・・・。
手みやげに買ってきたアイスクリームを居間で頬張りながら、両親と娘とワタシの間で、他愛もない話が泡沫のように湧いては消える。

お袋は、会話を交わしながらも居間と台所を行ったり来たり。
そして台所から戻ってくるたびに、どう見てもお袋自身が買って来たモノのようにしか見えないのに、“お隣さんからの貰いもんじゃけど・・・”と
いう言葉を付けて、お菓子や果物やパンを次から次へとワタシと娘の前に差し出す。
親父は、中学生になってからというもの、以前のように実家に訪れなくなった初孫であるワタシの娘が久しぶりに顔を見せてくれたことが
嬉しかったようだ。
いつもは小言じみた説教ばかり口にするくせに、初孫が話す塾の夏期講習の話を目を細めながら聞いていた。

しばらくして中座すると、ワタシは玄関の外に出てタバコに火をつけた。
そして、実家の前の通りを見回した。



午後4時過ぎの通りには、誰もいなかった。
それが猛暑のためなのか、それとも地域に暮らす人自体が減ったためなのかは、分からない。
けれども、昔・・・ワタシが小学生の頃の夏の夕暮れ時には、近所の空き地や、その先にある海水浴場で
遊んでいた子どもたちが、この通りを嬌声や歓声を上げながら行き交っていたものだった。

最近、夏の記憶を思い出そうとすると、最初に思い出すのは、二十歳の夏でも、三十歳の夏でも、四十歳の夏でもなく、
この実家で暮らしていた頃の夏・・・つまり、子どもの頃の夏を思い出すことが多くなったような気がする。
都会でバイトに明け暮れていた二十歳の夏も、家庭を持って間もなかった三十歳の夏も、ワタシにとっては忘れ難い大切な夏の記憶なのだが、
決まって脳裏に浮かぶ景色は、夏の午後、実家の畳の上で大の字になって昼寝をしていたことや、炎天下の中、同級生と自転車をすっ飛ばして
海水浴場へ向かったことや、集落の奥にある廃れた小さなグラウンドで、蝉の大合唱を耳にしながらソフトボールの練習していたことを思い出してしまう。
どれもこれも、遠い遠い、本当に遠い、少年の夏ばかりだ。

もう一度、目の前の通りを見渡す。
あの頃、日が暮れて景色の色がなくなるまで遊んでいた近所の空き地は、きれいに区分けされて、分譲住宅に変わってしまった。
5つも6つもあった島内の海水浴場は、老朽化や管理者不在のために、今ではすべてが閉鎖されてしまった。
廃れた小さなグラウンドは、運動不足の今のワタシにとっては、まったく無縁な場所になってしまった。
時代が変わってしまった・・・と言えばそれまでの話なのだが、そこはワタシも人の子。当たり前だった風景が変わることに対して、
やはり一抹の寂しさを感じてしまう。

もうすぐお盆。
その時には、広島で暮らす弟家族も帰ってくる。
実家の周囲で暮らしていたかつての幼なじみ達も、それぞれの実家へ帰ってくることだろう。

その時には、あの頃の・・・少年の夏の景色が、ほんの少しだけ、この通りにも帰ってくるかもしれない。
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ブラウン管テレビ。

2014-07-28 | Weblog
リビングのテレビが、ぶっ壊れた。

日曜日の朝、リモコンのスイッチを入れたら、主電源のランプは赤から青になるのだけど、
画面には一切何も映らず・・・(-_-;)
仕方ないので、昨日は妻のスマホのワンセグを代用した。

このテレビは、今暮らしているこの家に引っ越して来た時に購入したもの。
だから、ちょうど10年前の代物だ。
しかも、写真を見ていただいたらわかるのだけど、これ、薄型の液晶ではない。

なんと、ブラウン管なのである。

購入した頃は、まだ地デジの試験放送的な時期だったからか、テレビ自体もブラウン管から
薄型液晶への移行期だった。
だから、おそらく我が家のテレビは、地デジ対応テレビとしては最初期であると同時に、ブラウン管
テレビとしては最晩期であるという、ある意味大変貴重なテレビなのだ(ホントかよ?)

・・・しかしどんなに希有な代物であっても、番組が見れなければ、ただの箱。
すぐに家電屋さんに走って、新しいテレビを購入した。
もちろん、今度は薄型の液晶です(笑)

考えてみれば、我が家の家電製品は、軒並み10年を越えている。

冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、アイロン、エアコン・・・etc.
ほとんどの家電が、結婚と同時に購入したモノだから、もう軽くキャリア15年超のベテラン選手と
いうことになる。

もう、いつどうなってもおかしくない。
・・・というよりも、いまだに普通に使えることの方がおかしい(笑)
もしも、ある日突然、同時に・・・という事態になったら。
・・・考えただけでもおぞましい。

ちょっと、今のうちに預金通帳を確認しておこう(爆)
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花火よりも、卵。

2014-07-27 | Weblog
岡山県美咲町に行きました。

卵かけ御飯食べ放題の店。



地元の養鶏卵と棚田米を使っているとのこと。
基本的にワタシは、あまり食べ物にこだわらない性格なのだけど、
数年前にこの店の存在を知って以来、食べたくて食べたくて仕方が
なかった。

やっと、来れました。

こういう場合、卵かけ御飯の写真を載せるべきなのだろうけど、残念ながら写真がありません。
あまりの空腹に、テーブルに運ばれるや否や、すぐに箸をつけてしまったので(笑)
いや、それだけ美味しかったということです。

詳しくは、こちらをご参照ください↓
⚫︎食べログ「食堂かめっち。」
http://s.tabelog.com/okayama/A3301/A330103/33001410/

昨夜、ワタシが暮らす尾道では「尾道住吉まつり」だった。
夜、1万発以上の花火が打上げられる。
昨年は友人家族と一緒に真下から見た。それはもう、言葉にできないほどの圧巻。

でもちょっと疲れたのも事実。
人混みとクルマの渋滞が、尋常ではなかった・・・(-。-;

まぁ、今年の我が家は我が家なりの、夏を過ごします (^_^)
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市役所にて。

2014-07-25 | Weblog
仕事の打ち合わせで、市役所へ。

すると、担当課の受付カウンターのそばにポスターが掲示されていた。



どんな仕事でも、何歳になっても、
自分が制作したモノが風景の一部になっていたり、生活の一部になっているのを
目にすると、やっぱり素直に嬉しくなる。

おそらく、自分の子どもが巣立って、ちゃんと社会で生きてゆくようになった時と
同じ心境なのだろう。
もっとも、ワタシがそんな心境を実感するのは、まだまだ先のことだけど(笑)

それにしても・・・暑い (-_-;)
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ハードル競争と空中ブランコ。

2014-07-24 | Weblog
まだ梅雨明けして間もないのに、天気予報で35度とか36度とか・・・(-。-;

すでに25度どころか、30度という数字を目にしても、“お、涼しいじゃん”と思ってしまう自分がいる。
こういうのも、順応性が高いと言うのだろうか(笑)?

今週は月曜日が休みだったので、平日が一日少ないはずなのに、いつも以上に一週間が長く感じる。
まぁ、その理由は自分なりに分かってるけど。
ちょっと公私で色々とあったので。
楽しい出来事ばかりなら、時間が過ぎるのが早いはず。
それが遅く感じるのだから、どんな出来事かは、お察しの通り(笑)

ひとつ何かをクリアしたら、まるで事前に準備されていたかのように、次にクリアしなければいけない出来事が姿を現す。
まったく、ハードル競争のようにというか、空中ブランコのようにというか・・・(-。-;

まぁ、まだ救いなのは、逃げても放棄してもいいかも知れないのに、“クリアしなければいけない”と自身が思っていることか。

まぁ、なんとかなるっしょ。

ところで、話はまったくかわるけど、今日帰宅したら、妻が“数日前に、木村拓哉が尾道に来ていたらしい”と言っていた。
・・・本当ですか?
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嵐のあとの青空。

2014-07-19 | Weblog
今日も暑かった。

当たり前のように、蝉が鳴いている。
でも、まだ梅雨明けはしていないとのこと。
気の早い蝉のフライング・・・といったところか。

昼下がりに、雨が降った。
突然現れた黒い雲。
あっという間に、雷鳴と風と上下左右から打ちつける雨。
夕立ちというよりも、もはやスコール。
どう考えても、亜熱帯の天気。

しかし30分ほどで雨が上がると、まるで何事もなかったかのように、青空。
そして再び、蝉のフライング。

夏の匂い。
灼けたアスファルトの匂い。

週間天気予報では、明日か明後日あたりには梅雨明けする様子。

遠くから、微かに太鼓の音。
近所の神社で、今夜夏祭り。

フライングなんかではなく、やっぱり、もう夏なのだ。

シャワーを浴びたら、祭りに顔を出してきます。
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同じ桟橋。

2014-07-17 | Weblog
今年の広島県の観光キャンペーン。
先日プレス発表されたようで、今年は「泣ける!広島県」だそうで。

昨年までの奇をてらった感のあったキャンペーンから、今年は
どちらかといえば王道路線に変更というところか。

YOU TUBEにも、動画がUPされていた。

Perfume 、尾道に来てたのか。
“おかえり”って書いてあるけど、尾道市民からすれば、広島県出身と
いえども、感覚的には“いらっしゃい”という言葉の方がしっくりくる
ような気がする。
同じ広島県でも、やっぱり東部と西部では、いまだに意識の格差が
あるのかも(笑)

Perfume が佇むこの場所、ワタシも頻繁に使う渡船の桟橋。
ふだん、ワタシもこの場所で、対岸の船が到着するのを何も考えずに
ボーッと待っているのだけど、あらためてこうやって見てみたら、
ノスタルジックな、何とも言えないいい景色だなぁ、と思う。

・・・・と、模範的な締め方で、今日の日記は終わります(笑)

おかえりPerfume 「泣ける!広島県」
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卒業。

2014-07-14 | Weblog
一度だけ、ライブに行ったことがある。

たしか、1990年4月だった。
場所は、広島サンプラザ。
だがワタシの席はアリーナの最後列で、しかもすぐ目の前の席に190cmくらいありそうな
男がいて、その男が曲に合わせて右へ左へと下手くそなダンスをしながら大声で歌うもんだから、
ステージの氷室の姿はほとんど見ることができなかった記憶がある。

ボウイを解散してまだ間もなかったからか、その時のライブでは代表曲の
「IMAGE DOWN」や「わがままジュリエット」も演奏された。
皮肉にも、2時間弱のライブを通して最も歓声が大きかったのは、この2曲の
イントロが会場に響いた時だったことを、今でもよく憶えている。

そんな意味も含めて、20数年前に行ったこのコンサートは、今思えば、
とても貴重なライブだったのかも知れない。

氷室京介がライブ活動から引退するそうだ。
正確には、コンサートのステージ上で“氷室京介を卒業する”と言ったそうだけど。

この発言をネットのニュースで読んだ時、“相変わらずだなぁ”と思った。

“相変わらず”というのは、1987年のボウイの解散時も、ステージ上で公表したのだが、
その時も、“解散”の言葉は一切使わずに発表した。
悪い表現をすれば、政治家の答弁のような、どうにでも解釈できる遠回しな言い方で(笑)

今回の一件は、どういう意味なのだろう。
本当に、ライブ活動の第一線から退くつもりなのだろうか。
でも、今の日本のロックシーンでは、50代のロックミュージシャンなんて、中堅の部類に
なってきているのに。

最後に、30年近く彼の音楽に接してきた世代の方なら、誰もが心の片隅に抱いている希望的観測を
記して、今日のこの日記を終わります。





・・・・再結成してください。




●氷室京介ライブで引退発言、HPで発表「来年でコンサート活動を休止」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140713-00000085-dal-ent
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10代の特権。

2014-07-13 | Weblog
今日は午後から娘と買い物に。

娘はプライベートで履く靴がくたびれてきたそうなので、新しい靴を購入した。



コンバース☆オールスター。

世の中にスニーカーやバッシュは数多あるけれど、このコンバース☆オールスターが似合うのは、やっぱり10代のうちだけだと思う。
振り返れば、ワタシがコンバース☆オールスターを初めて買ったのも、今の娘と同じ15歳の時だった。
それから20歳くらいになるまで、何足ものコンバース☆オールスターを履きつぶした。

言わば、この靴を履けるのは、10代の特権なのかも知れない。

靴屋の棚にキレイに並べられた色とりどりのコンバースを、どことなく懐かしいようなくすぐったいような感覚で眺めながら、そんなことを思った。
“俺も一足買おうかな”・・・なんて、よからぬ誘惑が少しだけよぎったが、すぐにかき消した。

上述した通りだ。
40代半ばの普通のオッさんが履いたところで、痛々しさしか生まれない(笑)

・・・こんな風に自虐的に書いてしまうのも、ちょっと寂しい。
でも、まぁ、それも事実なんで(^^;;
ワタシは年相応のスニーカーを、また近いうちに買うことにしましょう。

ところで、このコンバース。
娘は妻から事前にお金を貰っていなかったらしく、気がつけば、代金をワタシが財布から払っていた。

おかげで、店を出る時には、ワタシの財布はスッカラカン。
コンバース一足で懐が寒くなるなんて・・・。

こっちの方が、よっぽど寂しい(笑)
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初夏と盛夏と早春・・・そして、初秋。

2014-07-12 | Weblog
台風一過の週末。

朝から快晴。
空気がカラッとしていて、柔らかい風も流れている。まるで5月頃のような天気。
でも、陽射しだけは5月ではなく、明らかに夏。
爽やかさは微塵もなく、ただただ痛い。
まるで悪意の塊。太陽光線というよりも、殺人光線(笑)

梅雨明けが、近いのかもしれない。
天気予報では、来週の中頃に梅雨が戻ってくるらしいが、たぶん消化試合のような雨なのだろう。

・・・と思っていたら、どこからかウグイスの鳴き声。
もうホトトギスも鳴きやんで、ツバメが低く飛んでいるこの時季だというのに。

風と陽射しとウグイス。
まるで初夏と盛夏と早春が混在しているかのよう。
異常気象気味の昨今。
やっぱり自然も混乱しているのだろうか。

そんな季語も成り立たない日和を感じながら、外出。
まずは耳鼻科へ。
その後は、整骨院へ。

季節は盛夏に向かいつつも、身体はすでに初秋でございます(笑)
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