りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

固定電話。

2012-02-26 | Weblog
最近、固定電話を使っている家庭が少なくなっているらしい。

妻から聞いたのだけど、子どもたちのクラスの緊急連絡網にも、
固定電話ではなく携帯電話を表記している家庭が格段に多くなった
そうだ。

もちろん共働きの家庭など、緊急時には携帯につながる方が手っ取り
早い場合もあるから、一概に言えないことは十分分かってはいるけど。
でも、中にはハナから固定電話を付けていない家庭もあるらしい。

今、我が家で使っている固定電話(正確にいえば電話番号)は、ボクが
学生時代に購入したもの。
当時、ゴム工場でアルバイトをして、1ヶ月で20万円稼いで、その足で
NTTへ買いに行った。

そう、当時は電話番号が20万円もしたのだ

だから何も持っていなかった当時のボクにとっては、大げさではなく、
電話というものは、立派なひとつの“財産”だった。

そんな固定電話も、今ではすっかり値段が下がったと聞く。
だからと言って買いやすくなったわけでもない。

昨春、甥が大学生になった。
初めての一人暮らしをはじめる甥に「電話は?」と訊いたら、
「携帯で、いい」とそっけない答えが返ってきた。
もはや電話は“付ける”ものから“持つ”ものに変わってしまった。

「固定電話」という言葉が絶滅するのも、時間の問題かもしれない。
・・・いやいや、それどころか「電話」という言葉そのものが絶滅するのも
時間の問題のような気がする。
コメント (6)
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