社会不適応者の箱庭。

ハイったり鬱ったりしながら生きているイキモノ・五十海(いかり・♀)の適当な日々を綴った『どうでも』なシロモノ。

04月06日。着物とキュートな大人。

2014-04-06 | 読書のこと
 その昔『浴衣はなぁ、着物じゃないよ!』と、帯屋さんに言われた事を急に思い出しました、五十海です。
 そうは言われても、紬や正絹、ポリの着物よりも、断然に綿の着物が好きなんだもん(何故だ・・・)。
 着物熱が高い時に手芸屋さんに行って可愛い布地を見ると『ああ、コレで着物が欲しいなぁ』とか『こんなポップな模様の布なら帯にしたら可愛いだろうなぁ』とか思ってしまう。
 残念なのは6メートルにもなる布を買って、浴衣のような単衣の着物を縫い上げる気力と根性が出来上がるまで持つかって事です(因みに帯は4メートルくらい必要。)。
 ミシンで縫えるし、直線パーツも多いのだけれど(帯芯等の材料は着物屋さんに行ってもなかったりするので、通販が必須ですが)。
 家庭科の授業なら、否が応でも作らなくてはならないのでどうにかなるのですが・・・。
 うーん、生地を切るまでが苦手なんだよね。
 鞄とかポーチとかの小さいのなら『えいやッ!』って一気にいけるから作りやすいんだけどな~。
 飽きっぽくなったわね、ずいぶんと。

 そんな事を思い出したのは、群ようこさんの本『着物が欲しい!』を読み返していた所為でしょうか。
 作家の佐藤愛子さん、イラストレーターの平野恵理子さん、美術家の篠田桃紅さんとそれぞれ対談した内容が、着物姿と共に載っているのですが、着物について話している時が(年上の方達なのに申し訳ないのですが)とってもキュートで、思わず『ふふふっ』ってなってしまうのです。
 着物姿で飛行機に乗った際に『着物姿で飛び降りたらみっともない!どうしよう!』と本気で悩まれたり、大体一揃い以上持ってるのに『【私の為にある】病がでるのよ』って笑ってらしたり、『(浮世絵や明治の写真のように)衿に顎をうずめて物思いなんて出来ないわね、今は』と着物の着方の変遷を辿ってみたり・・・。
 もちろん書かれている群さんのエッセイもとても楽しい。
 『そうそう、そうなのよ』とか、『そんな事が!』とか、何度も読んでるくせに毎回そう思って読んでしまう。
 特に母親のお買いものエピソードが凄くて、『漫画のようだわ』って思ってしまいます。

08月15日。暑いです。

2010-08-15 | 読書のこと
 暑いです。
 暑くて死にしょう・・・(打ち間違えた
 何だよ、『死にしょう』って。
 グダグダだよ。

 さて、写真は後でアップしますが、手に入れましたよ。
 毒草師 QED Another Story
 高田崇史・著 講談社文庫 ¥676(税別)
 御名形史紋、ついに主役!??な、この一冊。
 本家(?)QEDシリーズからのスピンオフ的なこの一冊。
 コレだけ読んでも読めるので、初めての人も大丈夫。
 ただし、御名形史紋はちょっと行動規則が私達と異なることが多いのですが、語りは超一般人の方がしてるのですね。
 まるでシャーロック・ホームズとワトソン博士のようですな。
 それで、今回の内容ですが、一つ目の鬼と密室からの謎の失踪って何だかドキドキします。
 物理的に密室から失踪は出来ないので、一体どんな仕掛けがあるのでしょうか?
 気になる~。
 

01月16日。乙女の日本史。

2010-01-16 | 読書のこと
 五十海は『歴女』ではありませんが、『地図とあらすじで読む古事記と日本書紀』とか持ってます。
 お隣の県・長野県に諏訪大社がある所為なのか、はたまた京極夏彦さんの『狂骨の夢』とか読んじゃってる所為でしょうかね。
 ホラ、諏訪大社の神様って国譲りの時に1人だけ『嫌だーい』って言って反抗。
 片腕もぎ取られながら出雲から逃げてきたんだよね。
 んで『もうココから出ないから許して』って、諏訪に。
 名前は『建御名方神(たけみなかたのかみ)』。
 ちなみに奥様は『八坂刀売姫(やさかとめ)』。
 諏訪湖にはちょっとロマンチックな自然現象があって、その名を『御神(おみ)渡り』。
 ある日、諏訪大社で暮していた2人は大喧嘩。
 奥様は怒って下諏訪(別宅)に。
 やがて寂しくなった旦那様は、夜にこっそ~り湖を渡って奥様に会いに行くように。
 その時に出来る足跡が、湖が凍った際に膨張してぶつかり合った氷の割れ目『御神(おみ)渡り』。
 している事が、何だか現代人とあまり変わらない神様2人。
 その分、微笑ましいような・・・。

 ・・・じゃなくて、『乙女の日本史』
 堀江宏樹(作家)・滝乃みわこ(編集者兼イラストレーター)著 東京書籍 ¥1,400
 さよなら『おじさん史観』。今こそ語ろう、乙女目線の日本史。
 がキャッチコピーです。
 所々にマンガが挟み込まれ、歴史物のマンガも紹介されてます(乙女向けのヤツとか)。
 ヤマトタケルを『元祖・冷血美男子』とぶった切り、伊達政宗の家臣・片倉小十郎は『戦国一のやりすぎ教育係』・・・。
 碇ゲンドウパパな中大兄皇子や、『ろくでなし平安京(コレって、ろくでなしブルース?よね?)』的な笑えるパクリが。
 判りやすく、尚且つ笑える。
 藤原道真に殴りかかる女房の顔が好きです・・・。

01月10日。カスタム・チャイルド。

2010-01-10 | 読書のこと
 カスタム・チャイルド~罪と罰~
 遺伝子工学が発達し、子供の容姿の"デザイン"が可能になった仮想現代を舞台に、社会によって歪められた少年少女の屈折や友情を描く、著者渾身の青春ストーリー。
 メディアワークス文庫・壁井ユカコ著・¥650

 ネグレクト(育児放棄)された美少年、父が愛好するアニメキャラ(綾波○イ)の実体化として作られた少女、遺伝子操作を拒絶し自然妊娠にして生まれた"遺伝子貧乏(ジーンプア)”少年が主観となり、物語を紡いでいきます。
 金髪碧眼の"美少女&美少年"が横行し、個人の能力や何もかもが生まれる時に選んだ遺伝子(お金でどうこう可)で決まる世界。
 故に、今現在の自然妊娠によって生まれる子供は"遺伝子貧乏(ジーンプア)”と呼ばれ、一段低い存在に見られ、いじめの対象となる。
 そんな世の中に生まれた少年少女の物語。
 けして、世界がどうのと言うことはなく、世界の片隅での物語。
 でもそれぞれの痛みと望みがあって、絶望と祈りがある。
 誰もが幸福になれることもないし、誰かだけが絶望の淵から叩き落されるわけでもない。
 数ある登場人物の中で、気持ち悪いと言うか、反面的に執着が最強に強くなった1人がいる。
 そう、五十海は思う。
 執着がもてる程の何かを持ちえると言うことは、ある意味、凄いのでは?
 固執。
 読んでてぞくぞくした。

12月29日。探してたのよ、龍太郎!!

2009-12-29 | 読書のこと
 変なタイトルですが、主人公の名前なんです、龍太郎。
 正しくは『所轄刑事・麻生龍太郎』。
 柴田よしき・著、新潮文庫、514円(税別)
 角川文庫から出ている警察小説『RIKO』シリーズからのスピンオフ・・・なのかな??
 これを新聞の広告で発見してから、ずうううっと探してたの。
 やっと見つけた!!
 その時思ったのが『探してたのよ、龍太郎!!』だったわけです。
 麻生龍太郎サイドから言えば良い迷惑以外の何者でもないですな。
 及川さんも出てきてて、2人の微妙な関係が・・・。
 及川さん・・・、及川さんなんだよ。

 『RIKO』シリーズ関連では、山内練(やまうち・れん)が登場する、『花咲慎一郎』シリーズ(講談社)があって、錬ちゃんが気になる五十海としては読んでみたいような、『そこまで手、広げる』的な微妙なところ。
 悩むわ~

06月19日。大好きな本をGETする。

2009-06-19 | 読書のこと
 はい。
 京極夏彦さんの『邪魅の雫』と、高田崇史さんの『QED神器封殺』です(共に講談社)。
 ぬおおおおー。
 2冊で2千円超なんですが、それはさておいても欲しかったの!
 読みたかったの!!
 本当はまだ欲しい本、いっぱいあるんだけど!!
 これから読むの、超嬉しい。
 しかも、『QED~』には袋とじ(!?)が!!
 何、なんなのかしら?
 興奮、興奮!!

05月06日。彩雲国物語v

2009-05-06 | 読書のこと
 14冊目になる彩雲国物語シリーズの最新刊、黄梁の夢です。
 今回の表紙は、左から静蘭、燕青、(ヒロイン)秀麗です。
 が、外伝なので3人はちびっ子の頃しか出てきません。
 でも大好きな燕青が表紙(帯を外すとヒロインを膝に乗せてる!!良かったね、燕青!!)なので、無言で雄叫びる。
 個人的には前国王の『餅みたいに景気よく伸びるな。』と言うセリフが大好きです。
 片手で足りる歳の息子のほっぺたを引っ張って、何そのセリフ!
 気持ちはわかるけど!!
 この父ーちゃん、わかり難いけど、何か憎めない。
 『鬼のようなクソジジイ』とか何とか某キャラクターには言われるし、大虐殺をして実力主義の大抜擢をした人物でもあるのですが(頭も切れるし)、『カリスマ』としか言いようのない人物で、男前だけどずっと1人の(添い遂げることの出来ない)人を愛し続けるような人だったり(だから正室は取らずに、側室にもキッパリ宣言してた)、憎めないです。
 ある意味格好良くて、凄すぎる(本を読んでそう思った)。
 父ーちゃん、凄すぎるよ!!(生き写しの息子がいなくて良かったよ!!とかも)
 3歳児の現王様も可愛かったなぁ。
 『羊』とか言われて(めーめー泣くから)v。
 うふん、可愛いvvv

04月10日。やっと見つけたよぉぉぉ!

2009-04-10 | 読書のこと
 やっっっと見つけたよぉぉぉーーーっ。

 『厭魅(まじもの)の如き憑くもの』 三津田信三

 ハードブックの時に原書房さんから出ていたのですが、文庫版が講談社文庫さんから出ていまして、905円+消費税で購入。
 ハードカバーで一緒に紹介されていたもう一冊は『首無の如き祟るもの』でしたが、講談社さんの帯に書いてある予定にこの本はまだないです。
 『凶鳥(まがどり)の如き忌むもの』『密室の如き籠もるもの』は講談社ノベルズから出るみたいです。
 うーむ。

 主人公は刀城言耶(とうじょう・げんや)と言う怪奇幻想作家の青年。
 時代設定は、戦争からそう遠くない昭和の年。
 山間にある神々櫛(かがぐし)村の2つの旧家、神隠しの伝説、カカシ様・・・。
 山神様の格好で死んでいく人々、旧家の因縁と確執、一体犯人は!
 ・・・と言う感じ、何か金田一さんみたい。
 民間伝承の怪異譚とか、高田崇史さんの『QED シリーズ』とか、京極夏彦さんの『京極堂』シリーズとか、そーゆーのが好きな人、本屋で見かけたらちょろっと立ち読みしてみて下さい。
 あそこまで、がっちり、と言う印章はないですけど。
 でも、この表紙がちょっと怖いの。

02月08日。大人の読書案内。

2009-02-08 | 読書のこと
 皆様、『一個人』と言う雑誌をご存知でしょうか?
 個人的に、時折気になる特集を組んでいるので、なるべくチェックしている雑誌です。
 因みに今回紹介する前の特集は『美味しい珈琲の入れ方(但し本格的)』でした。
 前回は迷っているうちに今回の特集が出てしまい、買い損ねた残念な一冊でした。
 うーむ、残念。

 で、今回の特集は『人生、最高に面白い本大賞』。
 しかも『松本清張ミステリーの謎に迫る』の副題つき。
 松本清張(以下敬称略)と言えば、SMAPの中居さん主演の『砂の器』、ビートたけしさん主演の『点と線』、米倉涼子さん主演の『黒革の手帖』『けものみち』等々でドラマを見た方も多いと思います。
 副題は更に続きまして『カリスマ書店員15人が厳正に選んだ2008年度最高に面白い本大賞110冊』。
 普段手に取らないような本を薦められることが多いので、興味の幅を広げるには良いですよね。
 どうしても個人的には読む本の幅が狭まりますから(顕著ですよ、五十海は)。
 3月号の特集なので、気になる方は早めにチェックをお願いします。
 2月の26日には新刊出ちゃいますんで。

 本大好き!!

02月01日。ついに麻雀本を買う。

2009-02-01 | 読書のこと
 一応、本関係なので『読書のこと』カテゴリーに分類。
 画像は後でアップすることにしてですね、
  『マンガでわかる!東大式麻雀入門』監修:井出洋介 池田書店 950+税
 を購入。
 理由は『何となくマンガの絵も可愛いし、わかり易かったから』と言う・・・。
 人によっては判りやすさは違うので、購入の際は確認して下さいね。
 参考書と一緒よ、ウン。
 因みに、イラストは『つなこ』さんという方が描いてます。
 ほんわかと可愛いです。

 とりあえず読む。
 んで、ノートにまとめてみる(覚えられないので)。
 ・・・上がり役が覚えられません(致命的)。
 覚えられたのは滅多に出来ない役満ばかり。
 ダメダメですよ、点数稼げないもん。
 道のりは遠いっス。