ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

「秋田美人の謎」の謎を追う

2005年01月09日 02時08分21秒 | 古い日記
随分、昔の話になるが、
「秋田美人はコーカソイド(白人)との混血によって生まれた」
というような本を読んだ事がある。
(秋田美人の謎とかいう本だったかな?)

途中で、「こりゃトンデモ本だな」
と思って、全部は読まなかったが。

コーカソイド(白人)が、東北に来た根拠として、
秋田犬の話がでてきた。
その犬(秋田)の血液型が、他の日本犬と違って、
西洋の犬の系列に近い、とか、何とか。

しかし、犬に詳しい人は知っているだろう。

現在我々が「秋田犬」と呼んでいる犬は、日本の在来種ではない。
明治の半ば頃、カメ(洋犬)とのかけ合わせて出来た犬種だ。

昭和の始めに天然記念物に指定された時には、
もう在来種の面影はなく、「忠犬ハチ公」もそうだと思う。

ちなみに、
何故、洋犬の事を「カメ犬」と言うか?といえば、
英語圏の人が犬を呼ぶとき、「Come!」と言ってたからだ。
(まあ、関係ないけど)

「性根」を入れた研究なら、こんな馬鹿な話を
根拠にしたりはしない。

「義経=ジンギスカン説」的な本だ、と判断した。

ところが、最近この説は「意外と一般には信じられている」
と最近気が付いた。
俺は、その謎を追ったが、テレビの「特命リサーチ」とか何かで、
この説がとりあげられたらしな。

(ちなみに写真の猫は正真正銘の雑種だ)

科学系の話に興味のある人は俺と同意見だと思うが、
仮説レベルの学説というのは、コロコロくつがえるし、
「こういう根拠で、自分はこう思う」
という程度の話でしかない。

でも、実際テレビの影響の大きさには驚かされるな。