武田氏館跡御城印配布のお知らせ

2022-10-24 18:37:49 | イベント
信玄ミュージアムでは、有料の特別展示室までご観覧いただいた方を対象に
来館記念として、国史跡武田氏館跡御城印の配布をしています。
一般には「躑躅が崎館」の名称の方が親しまれていますが、
史跡の登録名称の「武田氏館跡」で配布中です。
新型コロナ感染拡大による社会全体の混乱や臨時休館処置の影響で
配布開始も当初の予定より大幅に遅れ、
いきなり秋の限定からの開始になった経過もございます。

ちょうど2019年の甲府開府500年記念から始まり、
2021年の信玄公生誕500年記念まで
節目の年が続いたこともあって、デザイン・配布枚数限定も含め、
何種類かの御城印を配布してまいりました。
昨年秋につきましては、枚数限定もあって行列になるほど多くの方に
ご入館をいただいたところです。

今年につきましては、来年春の信玄公没後450年という節目の
カウントダウンであっても、何かの節目ではないこと。
加えて、武将印も含め、これまでもネット転売を目的とした
心ない来館者が数人いたこともあり、嫌な思いをしてきました。
そんなこともあり、今年は特別な配布はしない予定でした。
そのため、今年は予定がないことをお問い合わせのたびに
お伝えしてきたところです。

ですが、秋の限定がこれまで続いたこともあり、
御城印配布に関するお問い合わせがこのところ急に増えまして、
いろいろと悩みました。
前回までに配布を受けられなかった方からも、今年はないですか?
というお話もいただき、検討した結果、
大変急ではありますが、期間を絞って配布することにいたしました。
一度お電話で配付をしない旨をお伝えした方には大変申し訳ございません。
心よりお詫び申し上げます。
このブログをご覧頂きましたら、ぜひお越しください。

前回お受け取りできなかった人もいたようですので、
デザインは、昨年の信玄公生誕500年記念のロゴ無し版になります。


配布期間は、11月3日(木・祝)から11月6日(日)まで

短期間ですみませんが、数に余裕がないことと、
期間が長いと不正行為の温床となってしまうため、やむを得ない処置です。
大変申し訳ございませんが、ご理解いただければ幸いです。
企画展も開催しており、そちらがメインですので、
配布時に展示などについての簡易なアンケートをお願いしています。

急な決定による準備不足と制作費の問題もあり、
枚数は言えませんが、無くなり次第、配布終了とさせていただきます。
以後は、通常の御城印になります。
ご来館されてもお渡しできない恐れもありますので、
遠方からお越しの方はご注意ください。
そして、転売等防止も含め、原則一人につき、1日一枚です。
城印自体は、記念品としての無料配布です。
その点をご理解ください。
虚偽記載や変装など一人で複数回の入館は、お断りいたします。
不正行為がわかった時点で、配布はお断りします。
ご用意した枚数が無くなり、配布終了となる場合は、
ブログで即時お知らせいたしますので、お見逃しなく。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まちかどの近代建築写真展in藤村記念館12 娯楽の空間〜旅する・遊ぶ・食べる〜

2022-10-24 11:08:33 | イベント
甲府駅北口にあります藤村(ふじむら)記念館で
「まちかどの近代建築写真展in藤村記念館12
娯楽の空間〜旅する・遊ぶ・食べる〜」を
10月30日(日)まで開催しています。
午前9時~午後4時


12回目の今回は、「娯楽」をテーマに、
全国に残る宿・劇場・遊具・料亭等、日本の近代化に影響した
建築物の写真を展示しています。



甲府市関係では「松亭(しょうてい)」を展示しており
修理する「前」と「後」を見比べることができます。
松亭の説明もパネルでありますので
ぜひご覧ください。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第47回藤村学校「講演~伝統から学ぶ甲府の魅力(その4)甲府城下における商家~」を開催しました。

2022-10-24 09:54:14 | イベント

10月17日(月)
甲府市藤村(ふじむら)記念館にて
株式会社吉字屋本店 代表取締役社長 髙野孫左ヱ門さんに
ご講演いただきました。

「敵に塩を送る」ということわざがあるように
武田信玄にライバル上杉謙信が
「塩を送った」というお話は、とても有名ですね。

吉字屋さんは戦国時代から甲斐国に塩を運び、
甲府城下の生活を支えた「商家」です。

初代である屋孫左衛門は
国内の塩飢饉を救った功績により
信玄公から当時の甲斐の国の通貨「甲州金」の裏刻印である
「吉」の字を屋号として贈られ、「字屋」が誕生しました。


興味深いお話を伺いました。
その中で心温まるエピソードを一つ
ご紹介します。

新潟県の小学生が、学校の授業で「塩作り」を体験しました。
その「塩」が、吉字屋さんに送られました。
吉字屋さんは、お礼に長野県の「あめ市」の飴を贈りました。

長野県の「あめ市」は、江戸時代は「塩市」と呼ばれていました。
越後(現在の新潟県)から甲斐(現在の山梨県)に
塩を運ぶ際に通った「塩の道」では、
現代では「あめ市」が開催されています。

吉字屋さんが飴の購入の際に、その新潟県の話をしたら
「あめ市」関係者から、ぜひ協力したいとお話があったそうです。

現代に続く戦国美談と、それにそったエピソードが素敵ですね。



次回の藤村学校は1月16日(月)を予定しています。
ご参加ありがとうございました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

企画展「神格化された武田信玄」始まりました。

2022-10-19 19:12:50 | イベント
本日から11月21日(月)までの予定で、
企画展「名将武田信玄と名臣山本菅助」
テーマ2「神格化された武田信玄」が始まりました。
山梨といえば、皆さんは何を思い出しますか?

富士山、ほうとう、果樹、などなどが思い浮かぶ中、
人物では武田信玄が多く挙げられます。
映画やドラマの影響も大きく、全国的な知名度も高い武将で、
信玄ミュージアムもそのおかげで多くの方にご来館いただいているところです。
そもそも映画・ドラマの題材になるためのストーリーが語られることが重要ですが、
その知名度の高さに一役買っているのが「甲陽軍鑑」という江戸時代の書物です。

戦国期に武田宗家は滅亡しますが、その旧臣等は徳川家康に召し抱えられ、
豊臣秀吉との対立時には、徳川軍の軍法が武田流に改められたと言います。
そのためか、武田旧臣の小幡景憲が大成させた「甲州流軍学」は、幕府の中でも
重用され、教本となった「甲陽軍鑑」の普及とともに、武田信玄の軍法などを
全国各地の大名や武家が学ぶことになりました。

三方ケ原の戦いで若き日の家康に勝利した信玄公は、敵ながら家康に
多くの教訓を与え、徳川の世の礎を築くために貢献したこともあってか、
家康の神格化とともに、神君家康に勝利した信玄公も合わせて神格化されていく
傾向にあったようです。

様々な要因から、江戸時代を通じて武田信玄という武将は、武士の鑑として
崇められていったことが現代の人気と知名度につながっていますので、
企画展では信玄公を描いた絵画を中心に展示してまいります。
展示物のうち、恵林寺所蔵 信玄公宝物館保管の武田信玄像は、
23日日曜からの展示予定ですので、よろしくお願いいたします。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァンフォーレ甲府天皇杯優勝おめでとうございました。

2022-10-16 22:44:03 | 紹介
伝統あるサッカーの大会であります天皇杯決勝で、
J2ヴァンフォーレ甲府がJ1広島に競り勝って、初優勝を成し遂げました。
選手やスタッフ、関係者の皆様、お疲れ様でした。
本当におめでとうございました。

ヴァンフォーレの言葉は造語ですが、「風林火山」を意味していまして
孫子の兵法の一説ですが、武田信玄公の軍略にちなんでもいます。
山梨が誇るプロサッカーチームが初タイトルを強豪相手に勝ち取ったのは
嬉しい限りです。
特に後半延長戦では劇的なドラマが待っていて、ドキドキ・ハラハラ
された方も多かったと思います。

SNS上では、キャプテンの山本選手を
「甲府の山本といえば勘助より英臣だよね 」との声が。
そこで勘助の名が出るとは思いませんでした。
とはいえ、偉業を成し遂げた今は、山本と言えば、確かにキャプテン
英臣選手かもしれませんね。

信玄ミュージアムで開催中の企画展「山本菅助 その伝説と実像」
も17日(月)まで。残り1日です。
次は、10月19日(水)から11月21日(月)まで
企画展は「神格化された武田信玄」が始まります。
サッカー観戦で甲府にお越しの他サポの皆様も
試合前にぜひ信玄ミュージアムに一度足をお運びくださいませ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする