7月3日(日)まで! 武田神社で、光のオブジェを楽しみませんか?

2022-06-09 14:21:52 | 紹介
ゴミはいつの世も頭の痛い問題かもしれません。
人口が増えればなおさらです。

奈良時代は、5年間に4回も遷都していますが、
都のゴミも影響していたのではないかと推測する人もいるくらい。
平安時代の都も、ごみや汚水が道にあふれていた😷という記録もあったりして。
清掃関連を担当する役職も定められていたようで、
こうした行政サービスがすでに必須であったことがわかります。

江戸時代に入ると、都市の規模は人口と共に拡大し、ごみ問題も待ったなし!?
町の衛生問題は、疫病の流行などにも関わることですから、しっかり取り組まれたようです。
その甲斐あって、開国後の外国人による記録によれば、当時のヨーロッパと比べ、
江戸は際立って清潔な街になっていたとか。
不法投棄を取り締まる芥改役(あくたあらためやく)に加え、
リサイクルの仕組みもしっかりできていたようで、下肥運び、桶を修理するたが屋、
古着屋、古鉄買い、紙屑買いなど修理・再生・回収の専門業者もいたと言いますから。
時代に即した循環型社会🍀が完成していたと言っても過言ではないかもしれません。

戦国時代のゴミ事情はどうだったのでしょうか。
信玄公の父・信虎公の弟の館だった勝沼氏館(甲州市)の発掘調査では、
館内の工房の廃棄物などが捨てられた、大きな穴の跡が発掘されています。
武田氏館でも、火災で炭化した種子、破損した陶磁器などが集中して出土するポイントが見つかっています。
ただ、その場所に、あえて一括廃棄したのかどうかは謎。
出土品のほとんどを占めるかわらけも、館の内外からたくさん出土していますが、、
日常のゴミが、どのような仕組みで廃棄されていたのかは、あまりよくわかっていません。

そして、今日、ゴミの分別などは当たり前になりましたが、
ゴミの量や、リサイクル問題だけでなく、公道や高速道路、河川や海岸に加え、
例えば富士山などの霊山での不当投棄、大量の食品廃棄など、、
現代のごみ問題は、別次元で捉えなければならない時にきているのかも・・しれません。

・・・
日本全国まるごとゴミ拾い、通称「まるごみ」の活動をご存知ですか。
千葉に住む、あるお父さんが、子どもたちにどんな地球を残したいかを考えて、
そして始めたゴミ拾い。
「まるごみ山梨」など、12府県で活動中。
活動の幅は広く、社会貢献「まるごみ」公認アイドルも活動しているそうです。

そして、現在、武田神社では、
「まるごみ」企画で、「信玄光芸術竹灯籠祭22」が開催中!
 場所 武田神社境内
 日時 〜7月3日(日) 18時〜21時

モノの循環、地域の交流、過去・現在・未来のつながりの象徴するかのような光のオブジェ。
いつもと違う、夜の武田神社、武田氏館跡を、そして甲府の夜景も一緒にお楽しみください☆

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