11月から6回シリーズで行っている甲府歴史講座の最終回を開催しました。
最終回ということで、昨年2月26日に国の史跡に指定された、甲府のシンボル・甲府城が主人公です。
「国史跡甲府城を眺める~調査でわかった絵図の裏付け~」と題して、山梨県埋蔵文化財センターの正木季洋文化財主事に説明していただきました。正木さんは、県内の遺跡の発掘調査をはじめ、甲府城の研究、整備、情報発信を担当しています。
甲府ファン、歴史ファン、甲府城ファンが今回も大勢ご参加くださいました。「400年間保ち続けている石垣は、もともとこの地が岩山であった証(あかし)。先人の技術は素晴らしい」など、甲府城の歴史を再発見する機会にもなりました。
これまでの発掘調査で、古い絵図や写真に見る櫓(やぐら)や門が明らかになったとのこと。なかでも温泉遺構は現在の甲府の文化につながっていることに皆さん納得されていました。
来年は信玄生誕500年を迎えます。「来年度も楽しみにしていますよ~。」という参加者からの期待の声が寄せられました。受講生の皆さま、ご参加いただきましてありがとうございました。