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春なのに夏のような暑さ

2023-04-20 19:04:53 | 紹介
甲府は、まだ4月半ばを過ぎたばかりのところで気温がグゥンと上昇し、
日中は夏のような暑さとなりました。
躑躅が崎館にちなんで、信玄ミュージアムでも数種類のツツジを植栽していますが、
旧堀田古城園側の久留米ツツジなどが見頃を終えて、今は
オオムラサキツツジが開花しています。
いつもでしたらゴールデンウィーク頃に満開となるところが、今年は気温が高い日が
続き、開花が早く進んでいます。
今日も一日いいお天気でした。

現在は、ゴールデンウィークの大型連休前で皆さんお出かけを控えておられるのか、
意外と静かで落ち着いていますが、新緑とツツジの花が皆様をお出迎えします。

旧堀田古城園の中庭には和傘も登場し、風流な雰囲気を醸しだしています。
とはいえ、この暑さで外で食事や休憩される方はまばらで、皆さん涼しいカフェ内でお召し上がりでした。
暑い日は、椅子やテーブルも熱を持っていますので、お気をつけてご利用ください。
今年はまだ毎年現れるカエル君にはお目にかかれていませんので、
手水鉢に水が入る頃に再会できることを密かに楽しみにしています。
企画展の武田信玄公像も全体のお姿を目にすることができる貴重な機会ですので、
お越しの際は、ぜひ特別展示室までご入館いただき、ご覧になってください。

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展示中の武田信玄公像

2023-04-17 09:52:12 | 紹介
4月12日から信玄ミュージアム企画展
「戦国大名武田信玄の遺産−ゆかりの品々から語る武田信玄−」
スタートしています。
先週末はテレビ放送の取材撮影があり、善光寺副住職様にもお越しいただき、
信玄公像や出展の経緯につきましてお話をいただきました。
その中で、一般には公開していない像で、しかも普段は厨子に入っていますので、
外に出して、側面や背面まで見られるのは初めてということで、貴重な機会と
お話いただきました。

今回の展示で寺外初公開と言ってはおりますが、近代では外に出したことがないと
いうことで、実は江戸時代には寺外で公開されていた木像です。
善光寺に残る記録を紐解くと、どうやら江戸時代後期の御開帳の出張版の出開帳
によって各地に運ばれて、一般にお姿をご覧いただいていたようなのです。
現在、各善光寺様ではお寺で御本尊と縁を結ぶ御開帳が7年に一度開かれています。
これを居開帳とも言いますが、昔は二つの方法で御開帳の盛儀を行い、
そこで集めた浄財で寺院の修理を行っていました。
いろいろ経緯を説明していると、それだけで解釈が長くなり、宣伝できたいために
寺外初公開としていますが、実際には近代に入って初公開という言い方が正しい
ところです。
紛らわしい宣伝で申し訳ありません。

さて、木像ですが、厨子に収められるサイズということで、高さ46cmほどで小さいものです。
木像の制作年代はわかりませんが、
元文4年(1739)の善光寺の記録には、京都・大坂へ向けて出発した宝物に
「武田信玄公像」があり、今回の展示資料だと思われます。
その時の出開帳は大きなものだったようで、関西で開催した後、江戸へ移動して
増上寺などでも開帳をしています。
江戸ではサツマイモの栽培を広めたことで有名な蘭学者の青木昆陽も訪れ、
昨年信玄ミュージアムでも展示させていただいた善光寺所蔵の武田家朱印状など
武田家ゆかりの品々を見学したことが記録されています。
その時、昆陽もきっと信玄公像を拝んだと思います。

江戸時代に武田信玄公は、神君家康とともに神格化されていきますが、
おそらく木像の制作理由には善光寺信仰とともに、信玄公も信仰の対象とされ、
武田家に関わる文物も御開帳されるたびに需要が高まり、信玄公の姿をご覧いただく
木像が制作されたのではないかと考えています。
ですので、厨子入りの小さなサイズで制作された理由は、まさに出開帳に持ち出せるように
制作されたものだと考えております。
そのために作ったと記録があるわけではないので、あくまで推論ですが・・・
記録と状況証拠を積み上げていった推論ではありますが、今後、もう少し調べて
みたいと思っています。
展示は、6月12日(月)までと、まだまだ時間もありますので、この機会にぜひご覧ください。




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いつもと変わらない景色

2023-04-04 18:28:00 | 紹介
信玄ミュージアムに隣接する武田通りの桜並木の桜もかなり散ってしまい、
徐々に葉桜に。
今年は早くから気温が上昇し、例年より早い桜の開花となりましたが、
その後、お天気の崩れと共に気温上昇も抑えられ、意外と長く花を楽しめました。

本日は、民営に移行して最初の休館日を迎えました。
月曜夕方には、古城園はいつものように雨戸を閉めて休館に備えました。

庭にはスイセンの黄色い花も咲き、

シランも花を咲かせるために準備を始めました。
そして、お兄ちゃんも登場し、何か用かい? みたいな目で見られ・・・

近くで母ニャンが遠くをじっと見つめてました。

そんなこんなで、運営は変わってもいつもと変わらない景色が信玄ミュージアムにはあります。
そして、まもなく武田信玄公が亡くなられて450年の節目がやってまいります。
今年は、武田神社の例祭に加えて、久々に城下への武者行列も繰り出しますので、
賑やかな没後450年になると思います。
甲府市教育委員会でも特別展示室で没後450年企画展を開始します。
平日ですが、ぜひ、お出かけください。
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信玄ミュージアムのアーカイブ 番外編

2023-04-01 22:52:09 | 紹介
春です。新年度スタートです。

甲府盆地の春です。
4月1日(土)から運営が指定管理者に移行しました。

夕方、猫のお兄ちゃんとともにいた子猫たち
フェンス越しでしたが、ニューフェイスのニャン達
もう少しでニャンニャン警備隊に入隊かな?


信玄ミュージアムのアーカイブ、最後は「番外編」です。
これも一部でしかないけれど・・ミュージアムならではの写真の数々を
お楽しみください。

「ここなんだろう?」と総合案内をのぞく方多数ですが、
城郭復元画家の富永商太さんの信玄公が、当館の目印です。

総合案内の番傘風の屋根は山梨の民家によく見られる屋根。
支えるのは国産のヒノキの一本柱
マンホールカードも人気者のひとつ

ロッカーもご利用ください!

御城印もいろいろとお配りしました。
御城印の前は、特別展示室来館記念に「龍朱印」を押していただいていました。


御城印ずら~り
※配布は3月26日で終了していますのでご注意ください。

「かわらけ君」は信玄ミュージアム(あえて)非公認ゆるキャラです♪



トイレもみんなで大事に、そして楽しんでほしいという思いから。
女性トイレの表札
コラム

旧堀田古城園

「武田菱探せ!」
旧堀田古城園には、武田氏家紋の花菱、
江戸時代以降の武田菱がそこここにしつらえられて。

お客さまが見つけてくださった究極の(!?)武田菱

年中行事もいろいろ
七夕
甲斐国のお雛さまお一つ、横沢びな
端午の節句のお飾り 「かなかんぶつ」と山梨県の伝統工芸「武者のぼり」
お月見

節分後のお祭り 初午に厄除け地蔵尊祭りなどで売られる甲州だるま

綿の栽培


ひし形の茶室

コロナ対策いろいろ


お付き合いいただき、ありがとうございました。
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信玄ミュージアムのアーカイブ ネコ編

2023-03-31 22:26:50 | 紹介
信玄ミュージアムと言えば・・ネコ🐈かもしれません。
この4年間、ミュージアムの庭を一拠点に、
何匹のネコがやってきては去っていったことか。

こちらの記事では、私たちのミュージアムライフに٩(♡ε♡ )۶を与えてくれた、
かわいくてたくましいネコたちを、改めてご紹介いたします。

・・・
かわいい・・とはいえ、みんな野良猫なので、
大事に飼われている猫たちの「ごろにゃ~ん💕」な姿はなかなかお目にかかれません。
ミュージアムの敷地内は基本的に安全地帯と判断されているとは思いますが、
警戒モードは崩さない。
瞬きもせず、じぃぃっとこちらをにらみつける。

でも、役得ですね。これもまた、ネコたちの魅力。

瞬き禁止!
親子でちろり
こちら(左)でじぃぃぃ、あちら(右)でじろっっ


とはいえ野良猫だって、思わず寝ちゃう(ノД`)・゜・。ことも、
ごろにゃ~んしちゃう時もある。

だって、基本は自由人(猫)だから!
一人でいたい時は一人で過ごし、
ミュージアムの外通路のガラスの屋根の上でお昼寝することもある。

ケンカで傷ついた時は、何食わぬ顔でミュージアムの庭で休憩。

いつだって、今いたい場所が、私の居場所!

ミュージアムは、昼間の子育ての場所としてはちょうど良いらしく、
特に茂みは、ちょっとした「託児所」化(^^ゞ
タイミングが良いと、かわいすぎる💕子ネコたちを目にすることも。
母ネコ(右)ただいま休憩中。

ゆっくりお辞儀

3月31日、甲府市教育委員会による運営が終了し、
4月1日から株式会社桔梗屋の運営に移行いたします。
日々の業務の中で、かわいいニャンたちも癒やしになっていましたが、
会えなくなるのはとても寂しい気持ちです。
4年間の期間でしたが、誠にありがとうございました。
ブログも引き続きよろしくお願いします。


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