暖をとるだけでなく担架の代わりにもなる超スグレモノ
夏場にしても、冬場にしても、夜露は身体に害になるものです。
特に寒さは体温ばかりではなく、体力も確実に奪っていきます。
家がなくなれば、外で暮らさなければならない状況も考えられますし、また毛布などの準備がない学校などで数日間、避難生活を強いられることも考えられます。
防災袋に毛布は大きすぎますし、そんな状況で布団など持ち出せるわけがありません。
そこで、便利なのが「エマージェンシー・ブランケット」です。
現在いわれているところのアウトドア、バックパッキングなどを体系化した人物にコリン・フレッチャーという作家がいます。
アウトドアのバイブルというべき「コンプリート・ウォーカー」という著書の中で、彼はエマージェンシー・ブランケットについて次のような紹介をしています。
「最近、あるバックパッカーから持って行って損をしないサバイバル・アイテムとしてスペース・ブランケットが一番です。」という手紙を受け取った。アルミニウム箔を蒸着したこの超軽量シートは確かに持っていく価値がある。毛布の代用としてこれにくるまると、放熱する体温の90%までがアルミ面で反射されるのだ。」
ここでいうスペース・ブランケット(宇宙毛布)あるいはエマージェンシー・ブランケットは、宇宙飛行服用のアルミ繊維を素材にしたシートで、たたむと握りこぶしくらいの大きさになるスグレモノのことです。
広げてみても、ただのペラペラのアルミシートにしか思えないのですが、防風・防水効果に優れ、毛布3枚分の保温効果があるといわれています。大きさといい、機能といい、これは是非ともおすすめしたい防災用品です。
価格も手ごろですので、家族の人数分を備えてもさほどの出費にはなりません。
この製品のいいところは、毛布としてだけでなく、広げて使えば即席の担架にもなる点です。
また、焚き火の後ろに張ればストーブのように熱を反射しますし、空から救助に対して信号・目印にもなります。
毛布の備蓄は大変です。
政府や自治体の方々にもぜひ、注目していただきたいサバイバルグッズです。
(出典 マグニチュード手帳 [最新改訂版]~地震・災害マニュアル~より)
冬場の災害に不可欠なものは毛布である。寒さは人間の生きる気力を失わせ時には凍え死ぬことも考える。しかし、毛布1枚でも身にまとうことができれば、生きる気力と安心が芽生えてくる。
全身を覆える大きさの毛布を用意しておきたい。
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