桜の名所「展勝地」にほど近い北上市立花にこのお堂が建てられています。
三間四方のお堂です。
ここには、毘沙門天立像、彗光童子立像が祀られています。
毘沙門天立像は、高さ70㎝ほどで、十一世紀に製作とされています。
彗光童子立像は高さ71㎝ほど、十三世紀に製作とされています。
毘沙門天立像・彗光童子立像の他に、牛王板と呼ばれる、護符の一種が入っています。
この三点は北上市の文化財に指定されています。
毘沙門堂の脇の一段高いところにコンクリートで造られたお堂があります。
この中にも毘沙門天立像をはじめとする三体の象が祀られています。
天安元年(857)に丈徳天皇は胆沢城の真北にある極楽寺を準官寺の定額寺と指定し、岩手県地方の文化発展の中心地としました。
当時の極楽寺の周辺には、東谷・西谷・北谷など三十六坊があったといわれ、北谷にあった毘沙門堂が平安時代の仏像を残しています。
慈覚大師の作と伝えられる本尊の毘沙門天立像は、高さ102㎝、一木造りのナタ彫りで十世紀の作とされています。
【立花毘沙門堂MAP】
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