機動戦士ガンダムUC エピソード2 「赤い彗星」を見てみました。
エピソード1同様にスピード感のあるモビルスーツ戦が冒頭から展開されます。
本作品は単行本の2巻「 ユニコーンの日(下) 」の終わり部分から3巻「赤い彗星 」と4巻「 パラオ攻略戦
」の中盤までを収めた内容となっています。
ユニコーンガンダムがデストロイモードでクシャ・トリヤ相手に壮絶なバトルで撃退し、ネェル・アーガマに収容されインダストリアル7を後にするも、ネオジオン「袖付き」のフル・フロンタルの操るMS「シナンジュ」の来襲を受けるまでのストーリーが、テンポよく進んでいきます。
そして、NT‐D発動後のコクピットモニターに表示される「La+」の文字ともに明かされるガンダムユニコーン、ラプラスの箱の秘密、ネオジオンと地球連邦の関係など徐々に明かされていきます。
小説では詳細な表現とともに何ページにも書かれている、MSシナンジュの後続のMSの「3倍」のスピードで忠実にデブリを蹴り上げてネェル・アーガマに近づいていくシーンは文章とは違い、あっという間に進んでいきます。
このスピード感は単行本では味わえないところです。
しかし、収録時間の制約のせいか、エピソード1同様に物語全体の時代背景等の説明が不足している感じがします。
小惑星「パラオ」の位置関係や構成など、小説を読んでいないとちょっとわかりづらい部分が多数あります。
アニメがゆえに、見所がモビルスーツ戦をメインに置かれているため仕方のないところはありますが、シナンジュの来襲の後のネェル・アーガマの補給のシーンでのエピソードがなくなったことや、リディ少尉の出自などが詳しく説明されないままオードリーと一緒に地球へ行くところが説明不足が感じられます。
また、1stガンダム、Zガンダム、ガンダムZZ、機動戦士ガンダム逆襲のシャアをあらかじめ見ておくと、わかりやすいです。
できれば、ナレーターが説明してくれればいいのかなとも思いました。
それでもアニメならではのところがパラオ内でマリーダとバナージの会話が進みながら映像はパラオでの「エコーズ」がパラオでの作戦を展開しているシーンが同時に進んでいきます。
2つのストーリーを同時に展開させていくところは映像ならではの表現方法だと感じました。
ちょっと残念ところは、すごくスピーディーなモビルスーツ戦に対してユニコーンガンダムのNT-D発動時のデストロイモードに変形するシーンがすごく遅く感じるところです。
初めてのNT-D発動ということで紹介しているのだと思いますが、デストロイモードでクシャ・トリヤのファンネルをビームをかわしながら撃墜していくスピード感と違い、ユニコーンモードからデストロイモードへはゆっくりと変形していきます。
リゼル等の可変モビルスーツの変形シーンよりも遅いので、これまでにないスピード感あふれるMS戦に対してこのシーンはちょっと残念でした。
【エピソード2に登場する主なモビルスーツ】
RX-0 ユニコーンガンダム(デストロイモード)
NT-Dと呼ばれるシステムが発動した、ユニコーンガンダムの真の姿。内部フレームが拡張され、全身の体形が変貌。これに合わせて装甲は継ぎ目から分離し、スライド開放される。NT-D発動時には機体性能、特に機動性能が飛躍的に高まる。
RGZ-95 リゼル
Zガンダムの量産を目的に開発されたRGZ(リファイン・ガンダム・ゼータ)シリーズの1機。量産化は一応の成功を収め、《ネェル・アーガマ》にも隊長機を含め8機が配備されている。可変機構をBWS(バック・ウェポン・システム)で代用したRGZ-91 リ・ガズィに対し、本機は可変機構の弾力的運用を前提に設計された。変形機構はMSA-005 メタスの方式に差し戻すことで簡略化。
RGM-89 ジェガン
U.C.0090年代初頭より地球連邦軍で運用されている主力量産機。地球連邦軍のジム系MSのノウハウと、アナハイム・エレクトロニクス社の優れたMS開発技術が融合した傑作機である。その信頼性の高さと『シャアの反乱』以降の地球連邦政府の軍縮傾向から、以降数年にわたってマイナーチェンジを繰り返しながら、主力MSとして運用され続けている。
D-50C ロト
地球連邦軍の特殊部隊、エコーズ専用MS。MSとしてはかなり小型で、タンク形態への変形機構を持つ。司令本部としての機能も有しており、各種センサー、通信設備が充実している。開発は海軍戦略研究所(サナリィ)が行い、運用データは後の小型MS開発においても活用された。
MSN-06S シナンジュ
U.C.0094にアナハイム・エレクトロニクス社から『袖付き』によって強奪された試作MS。ムーバブル・フレームの一部にサイコフレームが採用されており、この機体で検証された追従性の向上や、強度などのデータを基にユニコーンガンダムが完成された。『袖付き』の首魁フル・フロンタルの専用機であり、その圧倒的な戦闘力と真紅の姿は、見る者にかつての"赤い彗星"を連想させる。
NZ-666クシャ・トリヤ
ネオ・ジオンが開発した20m級サイコミュ搭載MS。武装、推進器、ファンネル・コンテナといった複数の機能を集約したバインダーの増設とサイコフレームの使用によって、NZ-000 クィン・マンサと同等の火力を維持しつつダウンサイジングに成功した。
サイコフレームを胸部コックピット周辺に、構造材の一部として使用している。
AMS-129 ギラ・ズール
AMS-119 ギラ・ドーガに代わるネオ・ジオン軍の次期主力MSとして、アナハイム・エレクトロニクス社で開発が進められていた量産型MS。オーソドックスなジオン・スタイルでまとめられているほか、手首や胸部に『袖付き』の由来であるマーキングが施されている。また運用される部隊や搭乗者の階級によって、袖飾りの模様やスパイクの形状などが異なる。
【ガンダム関連サイト】
【機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)BD】
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